空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

通勤バスを撃破,死傷者多数発生せしむ:イラク反政府活動戦果報告

2007-10-25 15:25:16 | Newsメモ
 イラク,バグダッドで路肩爆弾による爆弾テロ。まずは通勤者を運ぶバスを撃破,警察が調査のため現場に入ったところで2発目を起爆。少なくとも計8名を死亡せしめ,20名以上を負傷させる:

BBC news, Middle East Bombers target Baghdad commuters 24 October 2007

 犠牲者の中には女性・子供も含まれる。

 ソマリアのイラク化,なんてことが時折言われます。時折。自爆テロがあったときには,ですけど。でも滅多にあそこじゃ,自爆テロはないですからね。
 昨日ソマリアでミニバスが地雷で破壊されました(爆弾がミニバスを直撃―ソマリア,モガディシュ)。そしたイラクでも同様の事件が起こっててちょっとのけぞり。そんな不思議なタイミングの記事を発見したので,たまにのイラク事件メモなのです。

 いやまぁ。モガディシュはある意味,イラクよりましかも,ですよ? だって2連発爆弾とか,3連発だとか―負傷者救助の有志/勇士を殺傷することを前提とする―いう,悪魔的事件は今のところ,私は記憶してないです。

 ちなみに朝の商店街を三連発爆弾で大撃破って記事はこれ:Dozens killed by Baghdad blasts 26 December 2006(BBC)。

 私がイラク反政府勢力をより支持しないのはこーゆー事件のせいですな。『目の前で怪我した人の手当てをする』よーな並みの人間的善意の持ち主を狙って死なせる,日常的人間世界を破壊すること前提の政治勢力ってな何ものかと。
 そーいう観点からは,まぁ一応仮にもまぁ,私はアメリカをより支持するってことになるんでしょうね。マイナスの程度は比較的まだしもマシなんじゃないかという程度の意味ですが。

 だって米軍やNatoの民間人殺しは誤爆とかまぁ,概ね一応の説明がつけられますけど(そもそも彼らは民間人を殺すのはマズイと思っている),反政府勢力の場合戦術上必然的に民間人殺ししてますよ? 上の例の場合,警察を殺すために,民間人を虐殺して警察をおびき寄せ,でこれに攻撃を加えるってわけでして。
 力弱き民衆としての私としては,まぁ…どっちが怖いかって…。

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