TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

ヤマザクラ

2017年04月24日 | 山(県内)
前回の続きである。
ヤマシャクの咲く秘密の花園(かってはそう呼ばれていた)で静かな時間を過ごした。
傾斜の急な斜面で滑らないように、そして草花を傷つけないように足下にばかり神経を使っていた。
ふと顔を上げたとき、それは西日に照らされ桜色のオーラーを発していた。



こんな森の奥にもヤマザクラが咲くのかと新鮮な感動を覚えた。
そして、おそるおそる近づいてみると








なんと力強いのだろうか。
桜だからといって山の中では特別扱いをされていない。
他の木々に負けないように精一杯背を伸ばし、一番高いところで花を咲かせている。
なんという命の輝き…




木々がひしめき合う森の中では、他より高いところで葉を茂らせることが生存競争に勝ち抜くことにつながる。
陽をいっぱい浴びないと光合成ができないからだ。
高いところに咲いた桜の花びらはやがて太陽光パネルの役目をする葉桜へと変わっていく。

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ヤマシャク・シャクナゲ・ヤマザクラ

2017年04月24日 | 山(県内)
わが家のツツジやイチハツの開花に触発され多良岳の花を見に行ってきました。
一番気になったのはヤマシャクヤクです。
昨年、4月の末に行ったら花は終わっていたので今年は1週間早めました。
はたして…

多くの人で賑わう五家原岳山頂


縦走路最初のシャクナゲ まだつぼみ(遠景は経ヶ岳)


途中もほとんどつぼみ


1ヶ所だけ、少し赤くなったつぼみを発見しました。






そして、ヤマシャクヤクの咲く花園へ









ヤマシャクヤクもその多くはつぼみでした。
午後からの出発でしたので、この斜面はよく陽があたっていました。
1年前は、シャクナゲの森で尺八を吹く御仁を見つけて驚いたのですが、今年はヤマザクラに出会い心を奪われました。
ヤマザクラについては次回に…


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