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伊達政宗 (1) (2)を読んだ。

2008年09月08日 00時12分39秒 | 読書評
伊達政宗 (1) (山岡荘八歴史文庫 (51))
山岡 荘八
講談社

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伊達政宗 (1) (2)を読んだ。

久しぶりにブックオフに先週出かけて、シリーズ1から6巻をまとめ買いした。

歴史小説の時代背景で戦国時代、幕末はリアル感があって、人物像での魅力的な
人物が多いので、なにかにつけて読みあさりたくなる。

伊達 政宗もその一人で、前から読もう、読もうと思いながら、幼いころ
大河ドラマで独眼流政宗を見たような記憶が少しだけ残っていたので、やり過ごし
ていた。

まだ1,2巻しか読んでいないが、山岡氏により描かれている伊達 政宗も面白い。
文章、一つ一つの表現も読みやすく面白いが、その人物の描写が魅力的な印象を
与える。

この12巻では、政宗の生誕から豊臣 秀吉が世を去るところまでの描写であるが
人物的に類する政宗と秀吉の交渉のやり取り、調整などが現社会に置き換えても
妙にリアルに填りそうなところもあり、(これは心情的な面だけであるが)こういう
豪傑さ、実力で事が進められると、仕事のやり取りも面白みを増すのではと感じた。
方や、馬の合う、話のあう人物たちと仕事を進めると、難局な局面も策を練ると
クリアーできる問題も、交渉の相手が変わったり、陥れようとする姿勢が周辺に
あると状況は、いっぺんする。特に政宗と家康のやりとりは、秀吉と違い、冷たい
緊張感が走り、読む者ののめり込み度を上げさせるよう牽制しているような気が
した。

単に、時代の流れを、事件や戦争というものに置き換えてストーリーを展開しているという読み方でなく、交渉の対象が変わるとその対応も変わる。これを比較的
短い時間に頭のなかを整理し交渉に結びつけるというプロセスは、昔も今も変わり
ないなぁと痛感した。

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