車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

漆部(ぬりべ)神社 in 愛知県あま市甚目寺

2016年12月07日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛知県

愛知県あま市甚目寺、甚目寺観音西側に隣接して鎮座される「式内社:漆部神社(ぬりべ)神社」。御祭神は『三見宿禰(みつみのすくね)』。配祀『木花開耶姫命 』。合祀『八大明神』

朱塗りの清め橋。正面に「蕃塀」と「拝殿」

「石造り連子窓型蕃塀」。連子上部には「波頭を翔る龍」、羽目部左右に「阿吽の獅子」、中央に「竹林の虎」

「創建時期は不明。甚目寺の鎮守社として創建当初の名称は漆部神社といい、 鎌倉時代以降に漆部天神、八大明神社に改称された。明治の神仏分離で境内を分け、昭和32年(1957)には社名を漆部神社に戻された。」

流造桧皮葺の「本殿・祭文殿」

本殿玉垣の内より神域を守護されるのは、明治20年(1887)4月建立の狛犬さん一対。装飾は少なく、尾もかなり控えめ。非常にユニークで個性的な顔立ちで、吽形さんは角を頂いています。

取って付けたような尾とか・・美容院でパーマのロット巻きをしている人みたいな頭とか・・色々と突っ込み処満載ですが、決して嫌いなタイプではありません。

上下を鳳凰に護られた「陰陽勾玉巴紋」の絵馬

「陰陽勾玉巴紋」の腹掛けをかけた御神馬

『八大神社』社号標と「開山甚目龍磨顕彰碑」

境内社ですが、「村社:日吉神社」の社号標と一の鳥居。御祭神は『大己貴大神(おおなむちのおおかみ) 』

「石造り連子窓型蕃塀」は漆部神社と同じ様式のようです。

「日吉神社」、朱塗りの二の鳥居。

「御本殿」

「拝殿」

拝殿前左右の石門上より神域を守護されるのは、顔の大きさが目立つ異国風味の狛犬さん一対。真横に折れた耳、そこから繋がるたてがみと真横に大きな口。吽形さんは仔狛を。阿形さんは毬に手を置いています。

親狛の手にぶら下がりながら後ろを振り向く仔狛。親狛に負けない面構えは末頼もしい(笑)

「日吉神社」参道の右手に建立されていた歌碑。悔しいですが達筆すぎて解読できません(-"-)

参拝日:2017年3月29日

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御神名一口メモ

『三見宿禰(みつみのすくね) 』、『瓊瓊杵尊』の子である『火明命』から五代目。漆器具の製作を行った人々の祖神。

「八大神社」、「稲荷神社、賀茂神社、春日神社、住吉神社、祇園神社、貴船神社、平野神社、松尾神社」の総称。

「式内社」、延長五年(927)にまとめられた「延喜式」の巻九・十(延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載された2861社。鹿島・香取・諏訪・富士本宮・伊勢・伏見・住吉・出雲・厳島・宗像など・・

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