各務原市蘇原大島町に鎮座される「稲荷神社」。御祭神は 『倉稲魂(うかのみたま)命』
「関東鎌倉より源氏の臣一家の霊神を負来て当村に居住し、其の節奉齋する哉。之を田中の稲荷大明神と尊敬し其の後文禄二年に至り字四反田と云ふ所へ奉転座する哉。造立再建の棟札に記載有り。その後慶長元禄等に至り領主徳山五兵衛尊敬致されし確乎古器物等に残りし由緒とす。」岐阜県神社庁HPより
拝殿
拝殿前参道左右より神域を守護されるのは、昭和10年2月建立の巻物と宝珠を咥える神狐さん一対。スラリとした端正なお姿です。
同じく巻物と宝珠を口に、拝殿前石段脇より神域を守護される神狐さん一対。
こちらも同じく巻物と宝珠。上の神狐さんと同じく新しい奉納のようです。
真っ赤な屋根が印象的な神楽殿
神楽殿内の天井に保存されていた・・これは御神輿でしょうか?特に何らかの説明も無かったので不明のまま。
神楽殿前左右より神域を守護されるのは、昭和3年12月建立の狛犬さん一対。顔の周りを鬣で包まれた顔立ちは、何ともはんなりと穏やかで、浪花でも丹後でも岡崎でもない・・・独特の風貌です。
昭和11年2月建立の奉納神狐さん
背中に御幣を乗せて飛び跳ねる神狐さんは、多分初見だと思います。
境内社四坐「金比羅神社、神明神社、愛宕神社、秋葉神社」
玉垣の前より神域を守護されるのは、昭和4年6月3日建立のおやじのような髭が特徴の、浪花タイプの狛犬さん一対。吽形さんは前足に仔狛をつかまらせています。
画像右より境内社「水神神社」「社護司神社」
お社は二基ならんで鎮座され、中央には五輪塔が奉納されています。
玉垣前左右より神域を守護されるのは、難しい顔で何事か思案中の狛犬さん一対。吽形さんの深刻そうな顔と、阿形さんのもう投げ出したと言いたげな顔が何とも対照的。
境内に建立されていた「遷座記念碑」細かい内容については、勉強不足ゆえ不明なままです。
御神馬
神輿蔵
参拝日:2010年11月27日