赤磐市多賀に鎮座される 「鴨布勢(かもふせ)神社」。御祭神は『 大巳貴命・事代主命』。義姉のお薦めで連れて来てもらいました。
「この社はもと、鍋谷、西中、下仁保、西仁保、上仁保、西窪田の六か村の大民宮で祭当日は御輿六体が集まって神幸の儀があった。正面の大鳥居には「六座神社」と刻み、軒丸瓦には「六」の字を入れている。祭日は陰暦十月十七・十八日」境内案内より
鳥居の奥に続く石段参道を進むと随身門が見えてきました。内を拝見させていただきましたが随身様はご不在の様子。
随身門の先に拝殿、拝殿屋根の向こうには本殿の赤い千木が見えています。こちらの神社、たまたま通りがかりに出会った神社だったのですが、お正月三が日と言う事もあってか、境内はことのほか優しい空気。
案内に書かれていたように、拝殿瓦の軒丸瓦にも「六」の文字が刻まれています。正月三日の青空の中、雲がまるで白炎のように写りこんでいる様は、神々しささえ感じます。で、正直な話・・なぜ「六座神社」のままではダメだったんでしょう?
義姉は、狛犬さんが居た筈なのにと残念がっていましたが、私達が歩いたのは東参道で、名工の誉れ高い森良明氏が大正7年(1918)に建立された備前宮獅子さんがおいでなのは西参道の鳥居奥だと、帰宅して判明😓。 聞けば一度盗難に遭ったそうで・・・どれほどの名工の作品であっても、それは神の座す場所を守る神獣。惧れを知らぬ愚者にはそれが理解できないのでしょうか。ともあれ一応は無事にお帰りになられたと聞き、ホッとしています。
参拝日:2017年1月3日