昨日紹介した桧枝岐歌舞伎の舞台がある愛宕社・鎮守社への参道途中に、「橋場のばんば(おばぁさん)」と呼ばれる石像が祀られています。
ばんばの石仏は、子どもを水難から守ってくれる水神様。ばんばの頭にお椀のフタをかぶせると、どんな願いでも叶えてくれます。
最近では縁結び、縁切りの神様として信仰され、悪縁を切りたいときは、新しいハサミを。良縁で切りたくないときは、サビて切れないハサミを供えるのだとか。
ばんばが座るお堂の入り口左右に奉納された、巨大な糸切鋏。向かって左はギトギトといかにも鋭い切れ味を想像させる鋏。向かって右には、すっかりさび付いてしまった鋏。ご丁寧に刃の部分は鎖で縛られています。
もちろん良縁を大切にしたい方が奉納した鋏には、これでもかと言うように紐が巻かれており、奉納者の想いの強さが窺えて、思わず「ガンバレ!」と心で応援。もちろん、私たちも錆びた鋏みの前で、二人の縁の糸が切れないようにお参りしてきました 😊
「開村者の墓印 明治中頃まで、これより北に住家はなく、この付近は倉や墓石が並ぶ村外れであった。本村集落の北川道脇に、カラマツ(枯死)、桂、黒檜の三本が等間隔にあり、古老の話によると村を開いた人で、南より治部右エ門・勘エ門・勘佐エ門の墓印だと云う。」パネル案内より
橋場のばんばの近く、檜枝岐村下ノ原・国道352号沿いの道端にたたずむ六体のお地蔵様。桧枝岐村は山深い里のため、昔から冷害に悩まされ、とくに凶作の年には餓死者も出る程でした。ゆえに、働けぬ赤ん坊が「まびき」されるという悲惨な行為もありました。この稚児像は、口べらしのために「まびき」された霊を弔い、母の嘆きを慰めるために建立されたものです。🙏🙏
切ない話の後は可愛いカワウソ君の像を
橋の上から見る「伊南川」
桧枝岐村と群馬県との境にある「尾瀬国立公園」。中学の音楽の時間に習った「夏が来~れば思い出す・・遥かな尾瀬~野の小径」のあの尾瀬が、ここからでも行けるのです。と言ってもここからさらに車で走り、シャトルバスに乗り換えて沼山峠を越えて・・・無理!!絶対に!!無理!😱😱
南会津町へと引きかえす途中に見かけた・・・一応「滝」かな。実はこの時、私たち普通の水に餓えていました。手持ちの水筒は空っぽ。予備の水も空。ずっと探しているのに、お店もコンビニも無い。自販機はジュース系ばかり・・どれだけこの水が美味しそうに見えた事か😭😭
訪問日:2015年7月2日
おはようございます。
今朝は−5度の、札幌。
寒くて吸い込む空が冷たいです(笑)