南会津町田島丸山甲、南会津町の中心市街地を見下ろす愛宕山の麓にたたずむ木造一部2階建ての擬洋風木造建築「旧南会津郡役所」。
「「郡区町村編制法」の施行により、明治12年1月、南会津郡が会津郡より分割設置。藩政時代の陣屋が庁舎に用いられた。明治17年会津三方道路が開削され、交通産業経済に大きな発展が期待された。ここに至り郡内の有志は「ソレ本郡既に大道開通シ人智随テ開ケ、郡治上ノ面目モ一変スベキ時機至レリ」として、県に郡役所新築を要望。これが認められ、翌18年工事費7700円(内県費3000円、郡民寄付金4700円)を投じ新築。」公式HPより
大正15年の郡制廃止に伴い、郡役所も廃止。以後、福島県南会津支庁・地方事務所となり、昭和45年田島合同庁舎の落成により合同庁舎隣に曳家移築。「奥会津地方歴史民俗資料館」として利用されてきましたが、同施設の新設により「旧南会津郡役所」に複する事となりました。
疑洋風建築の花形ともいえる二階バルコニー。下見板張りの壁、その左右に並ぶ上げ下げ窓。
見上げる正面玄関、ギリシャ建築を思わせる円柱
玄関扉の上部に輝く扇形のステンドグラス
館内には鴫山城跡や享保5年(1720)の「南山御蔵入騒動」に関する史料などが展示されているそうですが、お目当ては建物だけなので・・・😅
訪問日:2015年7月2日
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