安曇野市穂高「信州安曇野に広がる日本一のわさび園」のキャッチコピーで知られる「大王わさび農場」。観光パンフレットの説明には「北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角に広がる、日本最大規模のわさび園です。」とあり、信州にきたら絶対に訪ねたい場所。その願いが叶って大満足 😄
15ヘクタールの広さを持つわさび園。ゆっくり満喫コースで1時間30分」園内案内図の第一印象は「ひ・・・・広すぎる・・大丈夫かワタシ?😱」
想像以上の広さに度肝を抜かれつつ、まだ園内のお掃除をされている方に挨拶をしながら早速お邪魔させて頂きます。通路で見かけた碑の文字は【激義氣以虹貫,發精誠而石開 幽州紀聖功碑銘】後でご亭主殿が調べてくれたところによると、唐代の人『李裕』の文の一節とか。漢字の字面から何となく言いたい事は理解できます😅
園内に入った私たちを出迎えてくれるのは、広大なわさび田を背景に立つ巨大な「わさびのオブジェ」。言わずもがなの撮影スポット😍
年間約120万人もの人たちが訪れる安曇野随一の観光スポット「大王わさび農場」。眼下に広がる一面の緑が、普通の日常に見られる野菜畑とかで無く「わさび田」という・・この何とも素敵な非日常感。
落ち着いたたたずまいの和室は「茶室」。こちらでは、環境庁名水百選の湧水で点てたお抹茶が頂けるそうで、これはかなり心惹かれます。
茶室の横に設けられた通路を下ると、一面のわさび田と「幸いのかけ橋」が見えてきます。【カップルで渡ると幸せになれる!】との事ですが、私たちのこれ以上の幸せってどんなんだろう😄
ああ!、こんなに美しい景色を二人で一緒に見られるという「幸せ」、私たちはたった今、手に入れた🍀🌸。
何処までも続くわさび田。大切に大切に育てられた一面の緑の世界はまるで極上の緑のじゅうたん。
「父の聲は開拓の鍬の響き 母の聲は湧き出る沢の音」
でもってそんな丹精込めた「わさびを摘む少女像」。巨大な「わさびのオブジェ」に負けないインパクトを発揮してくれてますが、実際問題として少女と言うにはちょっとばかり(///ω///)・・・。でもって何故に裸体?! う~~~ん、芸術って正直良く分かりません😅
優雅にベンチに体を預ける女性。何をしているのかと思えば積んできたわさびをしっかりと握りしめて・・・う~~~ん、芸術ってやっぱり良く分かりません😅
広大なわさび田の一画に設けられた親水広場。運が良ければ突然変異した黄金のニジマスが見られるかも・・と言うので待つ事しばし・・・デジカメを構えて待つ二人の陰に割り込む様に、確かに黄金のニジマスが!!何というタイミングの良さ😲
六年後の再訪の折にも姿を見せてくれた黄金のニジマス。その後方には朱色の縦帯を持つ普通のニジマスの姿も。こんなに澄んだ水の中を優雅に泳ぐニジマスを見られるなんて、もうそれだけで幸せになった気がする💕
私が立っている場所は黄金のニジマスの出現率が高い場所として有名らしく、観光バスが付くたびにカメラを構えた人で溢れ、そして10分前後で誰もいなくなります。
2015年8月にオープンした「大王わさび農場百年記念館」。館内では古い写真や道具が展示され、またパネルや映像を用いて農場開拓の歴史が紹介されています。
何かを成し遂げるというのはいずれの事業であっても生半可ではないと聞きますが、この「大王わさび農場」もむろん例外ではありません。初代経営者が扇状地の豊富な湧水を利用したわさび畑の開拓を志したのは大正4年(1915)の事。二年の歳月をかけて土地を入手し、砂利主体の荒地であった土地の開拓に着手。それから6年後、大正12年(1923)に古畑完成。さらに大正15年に大王畑が完成し、農場地の一画に「大王神社」を奉祭。昭和10年(1935)新畑の開拓が終わり、約20年にわたる開拓が終了しました。公式HPには更に詳しい歴史が紹介されています。
「わさび田の石」・・・「アプライト(半花崗岩)。岩石にマグマが貫入して冷えた物が帯状になったもので「はちまき石」とも呼ばれている。(約七千年前のもの)」記念館見学の際にお土産にいただいた「はちまき石」。今でも小さな人形たちの膝の上でふんぞり返っています。
訪問日:2010年10月16日&2016年4月19日