安曇野市穂高本郷。「彩色:握手双体道祖神」「上手村中 安政五午年(1858)三月吉祥日」の刻。「彩色:恵比寿天像」「彩色:大黒天像」各一基。
男らしい眉の恵比須様。赤い大きな鯛を小脇にご満悦。色白すぎる大黒様。大きな打ち出の小槌が重そうに見えますが大丈夫ですか?
恵比須大国の彩色に比べると何と言うか・・・もしかして小さいお子様が彩色されたのかな? でも、できるなら男女神の髪の毛は髷だけでなく全体に黒く塗って欲しかったかも😓 何ともお気の毒な頭にされた道祖神様でした。
安曇野市穂高本郷。穂高神社近くの民家の前に祀られていた「握手抱擁双体道祖神」
新しく作られた道祖神は男女神とも彫が深く、一瞥するだけで男女の別がハッキリわかります。いつかこうした「双体道祖神」も歴史の一ページになり、新たな路傍の神となるのでしょう。
穂高神社ご由緒額横に「文字碑道祖神」他一基
穂高支所前の「握手肩抱き双体道祖神」
昭和60年(1985)生まれの男女神は、少し大人の恋物語の挿絵に描かれる主人公のよう。固く握りあう手には、互いを思いやる優しさが溢れています。
穂高神社社前町「麺元 田舎家」さんの、駐車スペースの壁際に仲良く並んだ「双体道祖神」二基。
三角石の双体道祖神はちょっとアダルト。男神の手は女神の上半身のとある部分に😅 女神の左手は男神の帯下に・・・💏
こちらは母と娘の「握手抱擁双体道祖神」だと思うのですが・・見方を変えれば昨今良く耳にするLGBTの「Ⅼ・双体道祖神」・・👀。
安曇野市穂高神田町、シマヤ薬局近くの植え込みに「彩色握手双体道祖神」・「庚申仏塔」・「二十三夜塔」各一基。
「天保十二年(1841) 辛丑」の刻、上部に菊花の刻が有り、かっては彩色されていたとそうですが、今はその面影はありません。
「庚申仏塔」
安曇野市穂高等々力、「酒器:祝言双体道祖神」・「二十三夜塔」各一基。
「文政二己卯年(1819)二月吉日」の刻。女神の瓢も大きいですが、男神の盃はさらに大きい😄 飲み過ぎは良くありませんよ~。
その時々の願いを籠めて彫り上げられる路傍の神は、村の境、辻のそこかしこにいて、悪しきものの侵入を阻んできました。次はどんな道祖神様に会えるのでしょう🙏🙏
撮影日:2016年4月19日