松本市蟻ヶ崎に鎮座される「塩竈神社」。御祭神は『塩土老翁命(しおずちおじのみこと)』。「塩土」とは「潮の霊」を意味するとも言い、人々に塩作りを教えた神と伝えられています。
「奥州一宮である「鹽竈神社」の分社。勧請年月日は不詳(江戸時代初期と推定される。)現在の本殿は明和五年(1768)の造立。古来より博学の神、交通安全、厄除け開運の神、武の神、寿命長久、安産守護の神として人々の崇拝も篤い。」境内案内より
拝殿幕には「諏訪梶の葉」「塩竈桜」の御神紋。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、立派な鬣(たてがみ)が特徴の松本式狛犬さん一対。台座には昭和?年11月建立・石工:田近勝之助。
「鬣(たてがみ)が横に広がっている獅子の姿が特徴的な松本式狛犬として狛犬マニアの中でも知られた存在となっている。他の松本式狛犬との相違点として鬣は横に大きく広がり顔の大きさを引き立てている。阿形の狛犬は玉を、吽形の狛犬は子どもを腹の下に抱えた形となっている。」田近石材本店HPより
建立年と石工の名前が一部不明だった為、検索して見つけた田近石材本店さんのHP。これもやっぱり「神様・狛犬様」のお導きかも 😊 、おかげで松本市内の狛犬さんの事を色々と知る事が出来ました。感謝です。
「獅子と牡丹お子様バージョン」・・顔より大きい牡丹😅
「鞠の紐を咥えて遊ぶ仔狛」・・丸いお尻が可愛すぎる😍
拝殿屋根、留め蓋の上で元気に飛び刎ねる飾り瓦の獅子一対。いわゆる獅子舞の獅子頭タイプ。
本殿横に鳥居があり、その奥に「境内社:八坂神社」が鎮座されます。
御祭神は『素戔嗚尊(すさのおのみこと)』。御祭神の御子は「大国主命」、その御子が諏訪神社の御祭『建御名方神』・・ここでやっと拝殿幕の「諏訪梶の葉」紋が繋がった・・・のか?(笑)
「御神木」「御嶽大権現碑」
注連縄の結界の中に鎮座する・・これは?? 上部に金網が載せられているのはここで何かを燃やすのでしょうか?前面には歌のようなものが刻まれていますが、歌碑? 分からない事が無性に悔しい 😓
手水舎と吐水蛙
境内入り口には双体道祖神と歌碑が寺建立されていますが、それは「松本市の道祖神」で改めて紹介します。
参拝日:2010年10月16日