松本市里山辺神田に鎮座される「神田千鹿頭(ちかとう)神社」。御祭神は『千鹿頭神(ちかとうのかみ)』。
松本市里山辺林に鎮座される「林千鹿頭(ちかとう)神社」。御祭神は『千鹿頭神(ちかとうのかみ)』。
諏訪地方の民間伝承(諏訪信仰)において『千鹿頭神』は『洩矢神(もりやがみ)』の御子神、もしくは孫神、あるいは洩矢神そのものとも云われます。二つの千鹿頭神社の社殿は、千鹿頭山山頂に仲良く並んで鎮座されていますが、長野県神社庁のHPでは、それぞれに松本市神田1-16-1と、松本市大字里山辺5203の鎮座地が表示されています。
どちらから参拝しても一つの山の頂上に鎮座されているのですが、検索すると、何から何まで分立しているそうで、それはそれで見応えがあったかもと・・山頂まで行けなかったことをちょっと後悔。
とは言え、どっちから登ってもかなりの山登りになる事は間違いないし・・、人間、なんだって諦めが肝心な時もある訳で😅
里山辺神田千鹿頭神社の参道。
里山辺林千鹿頭神社の参道。
神田側参道入り口から見た灌漑用の「千鹿頭池」。満開のコスモスがとっても綺麗で秋のひと時を満喫する事に。ついでに持参したお弁当で昼食を。
可憐な彼岸桜もチラホラと
近くの観光案内に「千鹿頭神社・御柱」の写真があり、ここでまたもや聞き慣れたあのフレーズ😅 「支度見るなら三ノ宮(沙田神社)、女衆見るなら千鹿頭山(千鹿頭神社)、けんか見るなら薄宮」。先ほど参拝した「須々岐水神社」の名前が・・つまり我こそが一番なのだけど、一応謙遜している風を装って・・でも競争意識半端ない?😠
鳥居前の参拝で終わらせた二つの「千鹿頭神社」、最後の画像は里山辺側の参道の鳥居近くにあった旧参道。ほんの触りだけ登ってみましたが、即!回れ右。君子も凡人の私たちも「危うきに近寄らず」デス!
訪問日:2010年10月17日
かっては一つの神社であった「千鹿頭神社」でしたが、江戸時代初期の元和四年(1618)を境に、千鹿頭山尾根の東と西を松本藩と高島藩に分割。その為、それまでは一社であった千鹿頭神社の社殿及び祭祀のすべてが、神田側と林側とで並立する事になったのです。