旧多可郡加美町(かみちょう)は兵庫県中部、加古川水系の杉原川河谷に沿う、静かな山間に位置した町です。丹波市、朝来市、中町、八千代町、神崎町に隣接。ミツマタを用いた高級和紙「杉原紙発祥の地」として知られており昭和58年(1983)に兵庫県無形文化財に、1993年には兵庫県伝統的工芸品と指定されました。「町の木:杉」「町の花:春蘭」を制定。
1300年の歴史と伝統を持つ杉原和紙。残念ながら大正14年(1925)に杉原谷での紙すきの永い歴史は幕を閉じましたが、新たに設立された町立杉原紙研究所の前には、約半世紀ぶりに杉原紙の紙漉き再現に成功した事を記念した「杉原紙 復元の碑」が建立されました。
明治22年(1889)、町村制の施行により、多可郡杉原谷村・松井庄村が発足。
1955年、杉原谷村・松井庄村が合併、多可郡加美村が発足。
1960年、加美村が町制を施行、多可郡加美町となる。
2005年、多可郡中町・八千代町と合併して多可町が発足。多可町加美区となりました。
マンホールは自治体章のある規格蓋のみで、デザインマンホールは無い様です。
昭和31年4月1日制定の町章は「加美町の「カ」をデフォルメし、町勢の伸展と町民の団結和合を象徴しています。」合併協議会資料より
復元された杉原紙は、杉原谷にある「道の駅:R427 かみ」に隣接する「杉原紙研究所」で作られています。
撮影日:2014年11月20日