宍粟市山崎町門前に鎮座される「山崎八幡神社」。御祭神は『応神天皇皇』。配祀神『仲哀天皇・神功皇后』
由緒「創立年代不詳。元柏野庄篠丸山麓に鎮座せり。 大同2年(807)、柏尾村(加生)村民殿宇字狭小なるを恐み同村に遷祀せり棟札を蔵す。 応仁元年(1467)柏尾村全村民同夜同様の霊夢により現在地に遷祀せり。」兵庫神社庁HPより
参道を進んだ先に、比較的規模の大きい隋神門が見えてきました。
随身門の内より神域を守護される左右の随神様。「門守神(かどもりのかみ)・看督長(かどのおさ)」。また「矢大神・左大神」とも称されます。
なだらかな参道を進んだ先に、明るい日差しを一杯に浴びた拝殿。拝殿前には神域を守護される狛犬一対。
社殿向かって右手には、玉垣に守られてに高くそびえる樹齢700年のご神木「モッコク(兵庫県指定文化財:天然記念物)」。社伝に「本樹は応仁元年当社鎮座以来約500年間神木として保存された」と記されています。
境内社「本多神社」。本多忠勝公を『映世霊神』とし、次男の忠朝公、叔父の忠真公を御祭神とします。元は山崎陣屋内にありましたが、山崎八幡宮の敷地内に還坐。同じ社内に祀られる「白鳩宮」。鳩は八幡神の神使いとされています。
社の前より神域を守護されるのは石の角を中心に顔立ちが造形された狛犬さん一対。見た目からするとそんなに古い年代ではないようですが、顔の感じがハリウッドの某大作に登場する宇宙人っぽくて可愛い(笑)。
「境内社:天照皇大神宮」
社の前にて神域を守護されるのは阿吽でかなり印象の異なる狛犬さん一対。阿形さんは狛犬というよりも狛虎と言った方がしっくりくる顔立ち。基本的にこの一対、大いに気に入りました(笑)
拝殿内は大好きな絵馬の宝庫(⌒∇⌒)。 題材は八幡神社の御祭神に因んだ有名な一場面。生まれたばかりの応神天皇を抱く武内宿禰と、それを見守る武者姿の神功皇后。
愛馬と共に海中に乗り入れる若武者、腰の箙(えびら)には十数本の矢・・と来ると「那須与一」くらいしか思いつきません(^^;)
月毛の馬に乗った武者が、床几の信玄に三太刀切りつけ、信玄は床几から立ち上がるとこれを軍配で受け止め・・、川中島の戦いでもっとも有名な場面。
黒馬を駆る红衣の武人。古代中国の逸話から採られた題材だと思いますが詳細は不明。かすかに奉納年代に「天保」の文字が見えます。
「不佛・・・」の文字が読み取れますが、題材は不明。
拝殿の前に建立されていた「教育勅語」の碑。明治23年(1890)に発表された明治天皇の御言葉(勅語)で、日本の道徳教育の根幹となった言葉が述べられています。で・・・頭のねじが左に曲がりすぎた人たちには、この内容が戦争賛美に読めるとか、何とも不思議な事です(笑)
境内の一画に「山崎消防組記念碑」、同じく向かって右手には『内務官僚:清野長太郎』氏揮毫による「山崎消防組記念碑」。
「山崎消防組記念碑」と「まといの碑」
参拝日:2014年12月6日