大田市長久町長久に門を構える浄土真宗本願寺派寺院「明龍山:蓮教寺(れんきょうじ)」。『阿弥陀如来』を本尊とします。
ここの本堂向拝に『森山孫一』が明治36年頃に製作したと言われる龍虎の鏝絵があります。
束柱によって三つに仕切られた本堂正面の壁。向かって左に「竹林の虎」。中央と右に、束柱をはさむ形で「波頭をゆく龍」。
「竹林の虎」。白・黒の漆喰だけを使った作品だと思っていたのですが、虎の口中は紅く、そのわずかな朱がより一層の迫力を白虎に与えています。
「波頭を行く龍」。黒の背景に純白の龍と逆巻く波のコントラストがとても印象的な作品です。 二枚で一つの作品なので分けてのズームですが、四肢のしぐさが何ともユーモラスです(笑)
最後は「龍」の顔のアップ。なんだろう?・・・まるで日本漫画昔話の「龍の子太郎」に出てきそうな、この妙にはんなりとした顔(^^;)
訪問日:2011年5月16日
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