江南市力長町に鎮座される「若宮八幡宮」。御祭神は『息長帯姫命(神功皇后)・誉田別命(応神天皇・大鷦鶺命( 仁徳天皇)』
由緒「創建については詳らかではありませんが、延喜年間ともいわれます。 江口家系図には、「江口家二十三代 江口五兵衛光広 京都梅宮ヨリ勧請産神若宮八幡宮ヲ建立スル」とあります。「尾張名所図絵」によれば、もと清須にあり、慶長十年(1605)から同十八年の清須越しの時、この地に移されたといわれます。例祭では、祭礼として獅子・馬の塔・神楽を出したといい、隣村の今市場・ 安良からも出され、三村からの人手で大賑わいであったと伝えられます。 当社は古くから「安産守護」の神様として広く信仰されてまいりました。その御札参りとしての「初宮詣」や健やかな成長を祈願する「七五三詣」等の参拝も多く、いわゆる子供守護の神様として御神徳愈愈あらたかであります。」公式HPより
「安産守護神」の碑
一の鳥居の奥に「蕃塀」。これは尾張地域に主に分布する神社設備の一つで、主に不浄除けとしての性質を持ったものと考えられています。
蕃塀の手前に据えられているのは「百度石」。今まで沢山の「百度石」を見ましたが、こうした形状は初めてと思います。下に「百度石」と書いていなければ、安産祈願か何かの「撫で石」と見過ごしていたかもしれません。
参道真っ直ぐに拝殿。清々しいほどに美しい日章旗が揚げられた拝殿を見ると、我知らず背筋が伸び、心が深く洗われるような清涼感に満たされます。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、明治四十年九月建立の浪花系の狛犬さん一対。阿形さんは毬を、吽形さんは前足に仔狛を縋らせています。
首をグイと上に上げて親狛を見る仔狛、そのしぐさの可愛らしさは、人も、またいかなる種類の獣も同じなのだと思わされます。
境内の奥、拝殿向かって左隣に鎮座されていた『恵比須・大黒』像。近くにおいでだった神社関係者の方から、奉納されたばかりなんだと聞いて、新しさに納得。
境内社、右から「神明社、源太夫社、三狐神社、疫神禦社、秋葉社、縣社」
手水舎
参拝日:2011年6月4日
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