神戸市灘区新在家・灘五郷の一つで大石地区の酒蔵地帯・西郷。ここでは「沢の鶴」・「金盃」・「富久娘」などの銘柄が醸されています。今回お邪魔させて頂いたのは、神戸市灘区大石南町にある「昔の酒蔵:沢の鶴資料館」。
「昭和53年11月、古い酒蔵をそのままに酒造りに関する民俗文化財を収蔵・展示した資料館として公開。昭和55年には酒造り道具とともに兵庫県重要有形民俗文化財に指定。平成7年1月に発生した阪神淡路大震災で大石蔵は全壊。1999年3月に最新の免震システムを施した2階建の沢の鶴資料館が再建され、「西郷」における酒造りの歴史を伝える民俗資料館として公開されています。」公式HPより
入口を入って最初に入館者を出迎えるのは、東大寺館長『清水公照氏』の作による「酒精円座」。酒の精霊と言うにはあまりにも迫力がありすぎるような、不思議な強さを与えてくれる作品群。
資料館の再建にあたって、過去の酒蔵の構造を解明するために神戸市教育委員会による発堀調査を実施。その結果、半地下式の「槽(ふな)場(醪から酒を搾る作業場)」が発見されました。地下構造の槽場は、全国でも珍しい構造だそうです。
181種類、2884点にも及ぶ酒造り道具の数々。現役から退いた道具たちは、県重要有形民俗文化財の指定を受け、静かに酒造りの歴史を語り続けています。
二階展示室
展示室の大部分を占有する帆船は、十分の一で再現された「樽廻船」。江戸における大消費地への大量輸送を可能にし、灘酒隆昌の一因となりました。
室を利用した麹づくりの様子
沢の鶴家紋入りの瓦。「※」 は、創業者『米屋喜兵衛』の職業が米屋だった事に由来。
「澤の鶴記念碑」
沢の鶴資料館のすぐ側、神戸市灘区大石南町に鎮座される「住吉神社」。主祭神は『天照皇大神』。『底筒男命・中筒男命・表筒男命』を配祀。
由緒「当社は、「敏馬神社御旅所」として、大石に鎮座。旧記は元文年間(1736~)の大石村の大火により焼失したが、旧聞によると、御神体は天和年間(1681~)に大石村の海中より御出現され、社殿を造営し奉斎した。社殿は、文化11年(1814)と昭和10年に改築したが、阪神淡路大震災にて倒壊、2002年に再建。」兵庫神社庁HPより
拝殿前より神域を守護されるのは浪花タイプの狛犬さん一対。角を持つ吽形さんの顔が何故かにやけて(笑)。
相方がしっかりしてくれないと、阿形さんもいろいろと大変そう(^^;)
訪問日:2006年9月23日
東大寺幼稚園長をしていた頃に、
園児たちが作る泥人形に触発されて
「泥仏」を作り始めたと聞いています。
なので、酒の神様でなく酒の精(^^;)
酒屋さんとかでも目にしますよ。
ちなみに神社でのお酒の神様と言えば、
先日紹介した奈良の大神神社の「大物主大神」、
京都の松尾大社の「大山咋神」、
梅宮神社の「酒解神」の御三神ですね。
あと、伊邪那岐命の禊で生まれた三神ですが
禊で生まれた=罪や穢れを取り除く
禊祓を司る神様なので、有難がられます(笑)
明日は週一の主人のリハビリ、
一緒に頑張ってお勉強してきます(^-^)
初めて聞きました。
ここのオリジナルなのかな?
なにか仕事を営めば、その仕事の神さまを祀りたくなるのは当然のこと。
酒の精のひとつやふたつは形づくりたくなるでしょう。
が、なぜこの造形・・。
仏像の足元の小鬼たちに似て、
もちろん素敵ですが、製作者の意図を聞きたいところですね😊
そして、当然他の酒造地でも何かは祀っていたでしょうが、
酒の精というものはあったのか・・。
などなど思いました。
底筒男命・中筒男命・表筒男命。
わぁ、また訳のわからぬ、とワクワクして検索しました。
住吉さまだから、これは奇をてらったものではないはず、と思ったら、普通に住吉の神さまでしたね。
ですけど、イザナギさまが禊をして生まれた神さま・・。
なぜそれがそんなに有難く祀られるのか・・。😓
住吉さまと言えば、超々メジャーな神さまじゃないですか。
名前も訳分からないし、
古代日本人の感性、わっかんないなーと思いました😅
ここの狛犬、ずんぐりして可愛いですね。
好みのタイプです😊
おだやかな1週間をお過ごしください😊
実家は 牡蠣の養殖をするまでは、漁師だったのですが、どうしても美味しい魚、高級と言われる魚は市に出すので、家族の口には入りません。
よく、漁師だったら新鮮で美味しい魚が食べられただろうと言われますが、とんでもない(^^;)
大間のまぐろとは比べ物にもなりませんが、やはり美味しいものは料亭御用達になります(笑)
品質の良い上等酒は樽廻船で大消費地の江戸に下り、低品質の下流酒は下らず上方で消費された。
以前マグロ漁で有名な大間に行った際、おいしいマグロを食べたいと聞いたら「上等なマグロは東京に送られるので大間で出せるのは残りものだけ」と言われ、樽廻船の逸話を思い出しました。