車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

建水分(たけみくまり)神社 in 大阪府千早赤阪村

2023年03月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・大阪府

大阪府千早赤阪村水分に鎮座される「建水分(たけみくまり)神社」、御祭神は中殿に『天御中主神』。左殿に『天水分神(あめのみくまりのかみ)・罔象女神(みずはのめのかみ)』、右殿に『国水分神(くにのみくまりのかみ)・瀬織津姫神』。

通称「水分(すいぶん)神社」「水分大明神」「上水分社(うえのすいぶんのやしろ)」とも称し、式内社で、旧社格は府社。古来より金剛山鎮守として、また楠木氏の氏神として崇敬されてきました。

神仏混淆の霊峰「金剛山道標」

社伝によれば「崇神天皇5年(紀元前92年)、諸国が飢饉となったとき、各地に溜池や溝を作ることが勧められたが、このときに金剛葛城の山麓に水分神が祀られたのに始まる。元の鎮座地は現在地より北約100mの水越川のほとりにあったが、南北朝時代に兵火にかかり、荒廃。このため建武元年(1334)、後醍醐天皇の勅命を受けた楠木正成が、現在地に本殿、拝殿、鐘楼などを再建し遷座した。」

社殿鳥居の前より神域を守護されるのは、何か悪戯をたくらんだ子供のような・・・・無邪気と悪魔が同居した顔立ちの狛犬さん一対(^^;)

実は本殿も拝殿も、一瞬尻込みをしたくなる急な石段を登っていかなければならないのです・・・・。狛犬さんの顔がニヤニヤ顔なのは、実は頑張れの意味を込めたエールなのかも。

重要文化財の本殿は三殿で構成され、中殿は一間社春日造、左右両殿は二間社流造。各殿を渡廊(わたどの)で連結するという、全国でも唯一の珍しい様式で「水分造」と呼ばれています・・が、拝殿からでは石段がわずかに見えるのみ。(通常参拝は本殿下の拝殿迄。)

拝殿近くに鎮座される「末社:金峯神社」。御祭神『天照大御神』

本殿参道石段から見る「旧絵馬殿」と左奥に「神輿庫」

旧宝物庫

実りの秋の収穫を建水分大神の恩恵として感謝祝慶する「秋祭(御神輿渡御祭)」。富田林市、河南町、千早赤阪村の各氏子地区より20台近くの地車(だんじり)が宮入りし、神輿を中心に全地車が参集した風景は河内随一と謳われるそうです。

参拝日:2008年6月7日&2015年10月9日

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御神名一口メモ

『天水分神』、伊邪那岐神と伊邪那美神の御子神。山頂の水の分配をつかさどる神。

『国水分神』、伊邪那岐神と伊邪那美神の御子神。河口や港をつかさどる神。

『罔象女神』、水の神、水神。福井県越前市に鎮座する大滝神社の摂社・「岡田神社」では、村人に紙漉を教えた神と伝えられる。

瀬織津姫神』、祓戸四神の一柱で祓い浄めの女神。「人の穢れを早川の瀬で浄める」とされる。

〈祓戸四神・・・瀬織津比売・速開都比売(はやあきつひめ)・気吹戸主(いぶきどぬし)・速佐須良比売(はやさすらひめ)〉

 


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4 コメント

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Unknown (まかろん)
2023-03-28 20:28:40
今日は🌸

ここの狛犬、なんか味わいがありますね。
表情がいきいきしている。
お友達になりたい顔つきです😊

tibinekoさん、私先日、あれっと思うことあったんですよ。

先日うちの近くの神社に行ったんですけど、
本殿前の狛犬、今まで目に入らなかったのに、
急に目に入るようになって。

うちの近くの神社の狛犬、
あまり大きくはないけど、けっこう男前ですよ😊

そういうのが目に入るようになったの、
tibinekoさんのブログのおかげかなぁと思いました。

まだお伝えしたいことがあるんですが、
この記事と関係ないので、別のところでします💦


どうぞ良い日をお過ごしください😊
返信する
Unknown (tibineko)
2023-03-28 23:03:51
男前の狛犬さん・・・是非お会いしたい!!
今度、ブログのどこかにゲスト出演を!!!

関東は基本的に江戸流れが多くて好きなんですが
房総半島と埼玉県の半分くらいしか行ってなくて心残りが(笑)
そんな私の為に、いつかまかろんさんの別館:狛犬コーナー
期待して待ってます(^▽^)/
返信する
祈りということ、で。 (まかろん)
2023-03-29 21:39:51
あはは、狛犬コーナー・・は
あまり期待しないでくださいな。😅


記事とは関係ないのですが、
神社や日本の文化、という関連でお話がけさせてください。
どうしても、悲しくて。

岸田首相がウクライナに、必勝しゃもじを
持っていったことを笑いものにする人をあちこちで見かけ、個人的には悲しい思いがするんです。

しゃもじいらねーとか。
戦闘は選挙やスポーツではない、「必勝」という言葉は不適切ではないか、とか。

修学旅行のお土産じゃないんだから、とか。


こういう言葉全てがわたしは悲しく、動揺を感じてしまっています。

tibinekoさんも、まーちょっと馬鹿げてるよねぇ、
と思われるかもしれないですが。

同じ日本人として、分かります。


でも、そもそも「必勝」は戦のための言葉です。
それを選挙やスポーツのお遊びのための言葉に
思うとしたら、それはその人が平和ボケしているのだ、
と私は言いたいくらいなのです。

しゃもじや「必勝」の言葉が悪いのではなく、

日本全部が、「必勝」をお遊びにしか使わず馬鹿げて思うくらい、
平和ボケしている、ということではないか、

そう思うのです。

そのことも悲しく憤りを感じるのですが、


・・日本人が、日本の「祈り」を馬鹿にしていることが、

とても悲しく、また日本の精神文化の奥深いところで、
力を失っていっているのではないか、と激しく動揺を感じてしまうのです。


うまく言えないのですが・・。

私は神頼みを大切にしろ、と言いたいわけではないのです。
そう聞こえかねないのは分かってますが。

そうではなくて・・。

日本特有の、「祈る」心を、
そういう文化を、大事に思ってほしい、と感じるんです。

なにがいけないかと言うと・・

そういうものを笑いものにしている内に、
中国に支配されて固有の文化を失わされるのではないかと感じるんです。

自国の文化を大事に思わなかったら、
武力で守ろうという気概も湧かないのではないでしょうか。


日本人は米が好きで、カレーライスに固執し、
タイ米をかつて馬鹿にし、神社でおみくじを引き、
侍だと言い、外国語もろくに使えないわりに、

自国の文化の奥底を見ようともしないし、
大事にしない、と思えてならないんです。


どれかの神に特別頭を下げろとかそういうことじゃなくて・・。

日本を覆う、すべての、なんだろ、
八百万の神を産み出す祈りの空気を大切にしてほしい、というか・・。

わたしもはっきり、なにが言いたいのか
分からないのですが。


妖や鬼すら友達に思ってしまう日本、
アマビエだのみゃくみゃく様だの、今だにぽこぽこ神様を作ってしまう日本、
大震災でも略奪をせず行列をつくった日本、
スポーツの海外遠征でゴミを拾い、お辞儀をする日本、

そうしたものが・・必勝しゃもじを馬鹿にしたり
していくことで、いつの間にか中核が崩れて
失われていくのではないか。


tibinekoさんにお叱りやお諭しを受けるなら、
納得します。

うまく説明できなくて、長文ですみません。🙇
悲しくて、動揺を感じています。
誰かに聞いていただきたかったんです。


長文でお邪魔してすみませんが、
明日も良い日をお過ごしください。🙏
返信する
まかろんさん (tibineko)
2023-03-29 22:48:40
言霊と言う言葉が古来より受け継がれてきました。
言葉そのものに魂が宿る・・・
それは善悪関わりなく「有る」ものだとおもいます。
汚い言葉には汚い魂が宿り、
醜い言葉には醜い魂が・・

逆に美しい言葉には美しい霊が宿り、
真実の言葉には真実の霊が宿る

私の中の絶対に譲れない芯の部分に、いつもこの思いが有ります。
だから決して醜い言葉を使わないように
決して汚い言葉は使わないように

とはいえ、そんな風に綺麗ごとで生きていける程
世の中も人生も甘くはない訳で・・
どう頑張っても譲れない一線を越える者&物に対しては容赦なく口撃も攻撃もします。

日本には他国がどんなに頑張っても追従できない素晴らしい文化があります。
それを嘲笑うものに対しては、心の底から蔑みと憐憫を覚えます。

母国を守るために「必勝」の血文字の鉢巻を巻いて散華された方々
その事に思いを馳せる事も知らず、笑いものにする・・

「必勝しゃもじ」を笑いものにする人たち
その人たちが指さして笑える環境にあるのは誰のお陰なのか、
誰の命の贖いの上なのか一ミクロンも考えた事は無いのでしょう。
ただ・・・戦後の日本は、そうした芯の部分を全て負の遺産として切り捨ててきました。
国旗 国家を否定し、連綿と繋いできた神代からの歴史を、バカバカしいお伽噺として切り捨て・・結果が今の現状なんだと思います。

でも、まかろんさん
本当はまかろんさんも分っていると思いますが、敢えて言わせてください。
メディアが必死に取り上げるバカは本当は少数なんだという事
少数をことさら大仰に取り上げる事で
いかにもそれが世間の風潮のように思わせる
メディアの汚い常套手段です。
この汚らしい批判報道を見て一番喜んでいるのはどこの国でしょうね。

お若いまかろんさんには、現状は歯がゆいだろうと思います。
でも、惑わされないで!
貴方が悔しいと思うように、貴方がそうじゃないよと思うように
同じ思いを感じている人はたくさんいらっしゃる筈です。

言葉は言霊・・・正しく伝えられたかどうかわかりません。
きっと、変な日本語も交じってるかも。
それでも、きっとまかろんさんには伝わったと信じています。
同じ気持ちを持った者がここにも居るという事。
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