車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

木曽路を行く・漆工の町 in 長野県塩尻市木曽平沢

2022年05月22日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・長野県

木曽の山あいにある「漆工の町・木曽平沢」。江戸時代中期、中山道を往来する旅人の土産物として、ヒノキやトチなどを材料とした櫛、曲物、ろくろ細工などが作られ、木曽代官だった山村氏の庇護を受けて発展していった「平沢漆器」。その技術は、時代を経た現在においても、日本有数の漆器生産地として高く評価されています。

漆工町として、全国初の重要伝統的建造物群保存地区に選定を受けた町並みは、漆器業が発展していくにつれ、時代に合わせた建築がされてきました。奈良井川の河川敷に広がる集落の中央には、漆器の店舗が並び独自の景観を見せています。

確かな技術と伝統に裏打ちされた「本物」を見るのはこの上なく心躍るもの。値札を見てはため息をつき・・実際には手が出せない品を見ながら、あれこれと使い道を考えて、後でちょっと空しくなったり😅

そぞろ歩く私たちの前に展開される漆器の店並みは、観光地化されてしまった俗物さが無く、それだけにややともすれば取り澄まして見えるけれど、でも実際にそこに居ると伝わってくる優しが何とも心地よい町並みなのです。

建物と一体化したお店の看板、屋号。それは鏝絵であったり高級漆器であったり木工細工であったりと形は様々。それらを一つ一つ見て歩くのも、また楽しみの一つ。

どこかの店先で見つけたざるの中の不思議な植物は、なんと「うるしの実」。常識で考えれば分かる筈なのに、恥ずかしながら漆に実がなる事、この時まで知りませんでした😅

どこかのお店のショーケースに飾られていたものですが、何やら難しい文字が並んでいます。で、結局その正体はわからず仕舞い。

ああでもない、こうでもない。いや、それはこういう事で、だからこうなんだよ!と😄  他愛ない会話に興じつつ、何でもない事が可笑しくて楽しくて堪らないのも旅がくれた魔法。

膨大な画像の中に詰め込まれた思い出を辿りながら、そうしてその時々の些細な事を思い出して笑ったりしんみりしたり。今振り返れば何とキラキラと輝いた時間を過ごしていた事か・・・・改めて思い至ります。

訪問日:2014年6月21日


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