東庄町笹川に鎮座される「諏訪大神(すわだいじん)」。御祭神は『建御名方命』。配祀『大国主大神・事代主命』。
旧社格は郷社、御神紋は「諏訪大社:上社」と同じ「四根の諏訪梶の葉」。
由緒【『坂上田村麻呂』が蝦夷征討の際、悪神退散を祈願して建てた一祠が当社の始まりとされ、大同2年(807)に創建されたと云う。「須賀山明神」とも称された。東国鎮護の神社として国司武将等の崇敬篤く、特に『大江維時』は社殿を造営し、『源頼朝』は建久2年(1191)『東重胤』に命じて社殿を改築した。】
境内の神楽殿では、県の無形民俗文化財に指定された「笹川の神楽」が、春の例祭に奉納されます。 天狗・小屋根・大玉の命・乙女・手力男の面等の十六座からなるもので、太々神楽、岩戸神楽ともよばれているそうです。
また境内には屋根付きの土俵もあり、秋の例祭の相撲まつりでは、素人相撲の奉納もあるそうです。 今はブルーシートに覆われて閑散とした土俵ですが、その季節には賑やかな喚声が響きわたる事でしょう。
天保13年(1842)に『笹川繁蔵』が建てた『相撲の神様:野見宿禰』の碑。 農民救済を名目として大花会(博打大会)を行った時に建てたものですが、判官びいき特有の尾ひれも・・もれなく。なんて書いてますが、決して嫌いなわけでは有りません、念のため😅
奉納相撲が盛んな事をしめすように、力士の取り組みの様子が描かれた絵馬。
また、2017年の大相撲夏巡業期間中は、出羽海部屋幕下以下の力士が合宿に訪れており、土俵の近くには、突き押しなど相撲の稽古に使われる「鉄砲柱」も残されています。右の碑は境内に奉納されていた「出羽海部屋笹川夏合宿十周年記念碑「心 技 体」」と刻まれています。
「境内社:子安神社」、主に安産・子育ての神が祀られている神社ですが、御祭神は不明。(一般的には『木花開耶姫命』が祭神とされます)
境内には他にも石仏や判読できない碑が沢山奉納されており、それらを全部紹介するには、根性も知識も足りません😓 締めくくりは、明治から大東亞戦争に至るまでの、東庄町出身の御英霊を祀る「忠魂碑」🙏🙏。
参拝日:2019年3月13日
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