車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

日御碕・経島(ふみしま)in 島根県出雲市大社町

2018年05月30日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

日御碕の西方約100m沖、日本海上に面積約3000平方mの無人島「経島(ふみしま)」があります。 一千年以上昔、ここには「日御碕神社・下の宮」があり、『天照大神』が鎮座されていました。
そうして今もこの島は「日御碕神社」の神域とされ、一般の人は立ち入る事が禁じられています。

人の立ち入りは禁じられていますが、島には沢山のウミネコが巣作りに精を出しています。 鳥居も祠もお構いなしのウミネコたち(笑)。耳を澄まさなくても賑やかな鳴き声が聞こえてきます。

実はこの島、大正11年(1922)3月8日に「経島ウミネコ繁殖地」として国天然記念物に指定されているのです。毎年11月下旬から冬にかけて、約5000羽ものウミネコが、北の海からこの島に飛来。 そうして営巣・産卵・孵化を経、ひなの成長をまって7月頃に島を飛び立っていきます。
ゆったりと海上に浮かぶウミネコたちを見ていると、そこだけ時間の流れがゆっくりになるような・・ちょっと不思議な感覚。

時折、海上の一点をめがけて飛んでゆくのは、餌となる小魚でも発見したのでしょうか? 私たちが訪問したのは5月中旬と4月下旬、巣の中には卵や小さな雛がいたのかも。

一年に一度、神職のみが上陸を許される神の島ですが、二度目の訪問で私たちは目撃しました! 白い衣装だったので一瞬、神職の方かと思いましたが、時間的にも日付的にも絶対に違う。

最初は一人に見えたのですが、よく見ると人影は数人。全員白い防護服のようなものを着用。 これはきっと「ウミネコ」の調査だよ・・・うん、多分ね・・と何故か小声になる二人(笑)
後で調べたら、市の文化課が毎年4月20日前後に産卵状況を調査していると言う事で、納得。

調査の人たちの間近に平然と羽を休めるウミネコたちを見ていると、何だか心がふんわり。ここは神が鎮まられた社が残る神域、国の天然記念物に指定されたウミネコたちの島「経島」

「経(ふみ)島」の由来は、柱状節理の石英角斑岩で構成された島の形状が、「経典」を積み重ねたように見える為とか。そう言われて改めて見直しても、どの辺が経典を積み重ねた場所なのかよく分かりません。きっと島の裏側あたりだろうと、よく分からない理由を勝手に想像して納得する二人 (^^;)

さて・・・いつまでもウミネコを眺めていたい気もするけれど、時間はゆっくり進むわけではありません。そろそろ区切りを付けなくては・・・お別れの挨拶代わりに「ニャー~」、ふざけて真似たウミネコの泣き声に、何を勘違いしたのか一羽のウミネコが近寄って「ニャ~」。御亭主殿、大うけ(ノ∇≦、)ノ彡☆ !!

穏やかな日御碕漁港の景色・・・何度見ても懐かしい。

訪問日:2011年5月17日&2015年4月21日

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日御碕神社~其の三 in 島根... | トップ | 日御碕灯台 in 島根県出雲市... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・島根県」カテゴリの最新記事