
日曜日にちょっと出かけた程度だと記事が続かないですね。
相変わらず平日は仕事が忙しいので、ネタも無いと書く時間を割けません(ネタが無いと、ネタを考えるところから始めないといけないので)。
ということで、ようやくできた時間で、久しぶりに乗り鉄のお勧め路線シリーズでも書いてみたいと思います。第18回は磐越西線です。
磐越西線は福島県の郡山と新潟県の新津を結ぶ175.6kmの路線です。1つの路線でこそありますが、会津若松駅でスイッチバックする構造となっているため、会津若松駅を中心に路線の性格が異なります。交流電化区間は郡山ー喜多方ですので、会津若松ー喜多方についてはまた違った性格の区間となっています。

会津若松駅

勾配が激しく、冬期は雪にも覆われる
電化区間について言うと、勾配が急で、郡山という東北新幹線との接点を持つために、観光路線の入り口的な意味合いが強くなっています。実際、電化区間では温泉所の磐梯熱海、磐梯山と湖とスキー場の猪苗代、白虎隊と城下町の会津若松、ラーメンで有名な喜多方と言う観光地を沿線に抱えています。

電化区間での現在の主力電車、719系。磐越西線用の専用ラッピング車となっている

かつての主力電車であった455系の磐越西線色

時折、仙台支社標準色の455系の姿も見られた

会津若松付近は盆地の風景で、一面田んぼだ

雪深き津川駅

津川駅には狐の嫁入り伝説がある
一方で非電化区間は緩やかな勾配となり、「SLばんえつ物語号」という観光列車を抱えるものの、基本的には閑散とした区間が多く、五泉ー新津のみが新潟近郊区間に入ると言う、近郊都市圏になります。列車も、新津から信越本線に入って新潟駅へ乗り入れるものが多くなります。また、沿線の風景でも阿賀川に沿って走るこちらの区間の方が変化に富みます。

非電化区間では、新潟車の気動車(左)と、仙台車の気動車(右)の双方が見られる。ただし、仙台車の運用は只見線中心

こちらも同様に新潟車の気動車(左)と仙台車の気動車(右)だが、右の気動車は只見線の列車

国鉄首都圏色の気動車の姿が見られることも

新潟からの気動車は、キハ110系も運用されている

最近はキハE120形もキハ110系と連結して入線している
磐越西線を語る際に外せないのがC57 180号機牽引の「SLばんえつ物語号」「SL磐梯会津路号」「SL郡山会津路号」などのSL列車と、485系と583系による特急や快速列車です。
平成11(1999)年に復活したC57 180号機を使用した「SLばんえつ物語号」は、原則的に新潟ー会津若松の往復で運転されており、時折、「SL磐梯会津路号」「SL郡山会津路号」等で郡山ー会津若松(七日町)で運転されることがあります。運行ダイヤは、東京で早朝の上越新幹線に乗れば新潟駅からSLに乗って会津若松へ行き、そのまま郡山まで抜けて新幹線(在来線でも可能)で帰れるようになっています。また、東京で朝のうちに東北新幹線に乗れば、郡山から会津若松へ移動し、会津若松からSLで新潟へ行って、新潟から新幹線で東京に帰れるようにもなっています。こういった立地的な優位さと、会津若松、喜多方という観光地を沿線に抱えることで、「SLばんえつ物語号」は13年経過した現在も人気の高いSL列車として運行されています。なお、客車は平成19(2007)年にリニューアルされており、その際に塗装がチョコレート色から青色に変わり、内装も改善されています。また、毎年クリスマス付近には「SL X'masトレイン」として運行されています(ダイヤは「SLばんえつ物語号」と一緒)。

新潟駅で発車待ちの「SLばんえつ物語号」

初期のチョコレート色系塗装

津山駅などの途中駅で、給水のために長時間停車が有り、絶好の撮影タイムとなる

編成中には展望車が組み込まれている。12系客車の展望車も今となっては希少である

車内では時折ジャズなどの演奏会も開かれる

これはリニューアル前の姿であり、リニューアル後はカウンターが展望車の4号車から、一般座席の5号車へ移動した

郡山駅に入線する「SL磐梯会津路号」。この名称はころころ変わって安定しない

C57形側面のプレート

リニューアル後の客車を引き連れ、郡山駅入線中のC57形

外の風景を見れば、SLの吐いた煙もまた写る
電化区間においては、かつて上野駅から東北本線経由で会津若松駅まで特急「あいづ」が走っていました。東北新幹線開業後も、山形新幹線が開業した1年後までは特急「つばさ」と同様に485系が運行に着いていました。その後、専用塗装に変更された485系による特急「ビバあいづ」が郡山ー喜多方に運行区間を変更・短縮して走るようになり、東北新幹線からの乗り継ぎシャトル特急という性格に変わりました。しかしやがて列車名は「あいづ」に戻され、「ビバあいづ」用の車両は勝田へ転属となり、変わって国鉄色の485系が青森から転属。一方で同じく青森から仙台へ転属していた583系6連が頻繁に磐越西線へ入るようになりました。やがて平成15(2003)年には快速列車に格下げされ、485系、583系で快速「あいづライナー」が運転されるようになり、観光シーズンには上野からの臨時特急「あいづ」が走ることもありました。485系もその間に実は何度か入れ替わっており、特急「日光」「きぬがわ」用に転用されてしまったために、別の青森車が転属してきたり、転属してきた青森車があかべぇ(会津のマスコット。赤べこから来ている)ラッピングになったり、「日光」「きぬがわ」用の編成が戻ってきたり(そのかわり583系が秋田転属)など、けっこう変化が激しいです。

郡山駅で発車待ちの485系「ビバあいづ」と東北本線の719系

喜多方で撮影した485系「ビバあいづ」

会津若松駅で撮影した国鉄色485系「あいづ」。ヘッドマークもかつての上野発特急「あいづ」と同じ物が使用された

猪苗代駅で「SL磐梯会津路号」と行き違いになる485系「あいづ」

側線で休んでいる583系

仙台発着の臨時快速だった583系「白虎」

平成17(2005)年の「あいづデスティネーションキャンペーン」の間だけ見られた、485系「あいづ」。特急「日光」「きぬがわ」への転用改造をかねているはずだったのだが、結局前面は3000番台のような再改造を受けたため、ごく短い期間だけの姿だった

赤べぇラッピングの485系「あいづライナー」
これらのSLと485系、583系以外にも、時折ゲストとして登場する列車もあるのが磐越西線の面白いところです。また、現在は貨物列車の定期運転がありませんが、東日本大震災時は石油輸送のルートとしても一時的に使用されました。

キハE120形と、現在は引退してしまった会津鉄道8500系(元名鉄8500系)。会津鉄道8500系は快速「AIZUマウントエクスプレス」として喜多方まで乗り入れていた

キハ48形「風っこ」。どちらかと言うと只見線での運用が多いのだが、磐越西線で運用されたこともある
こんな磐越西線ですが、だてに福島と新潟を結んでいるわけではなく、冬期はやはり雪に覆われます。一昨年の冬は、「SL X'masトレイン」に乗ったら会津若松で雪に閉じ込められるという貴重な経験をしました。冬場に訪れるとこういうこともありますので、できれば春から秋に訪れて欲しい路線でしょう。無論、雪の中の列車を撮りたいという撮り鉄派には冬の方がお勧めですけど。

津川駅で撮影したキハ110系

雪の中を走るキハ110系

同じく新潟色のキハ47形

「SL X'masトレイン」は「SLばんえつ物語号」と同じ客車だ

方向幕だけ、シールが貼られている

走行しているだけでこんなことに

喜多方では583系もこんな姿

会津若松で。黒いはずのSLが半分くらい白いのだ

翌朝の会津若松駅。今となっては良い思い出だが、この写真を人に見せる度にびっくりされる。列車の下側が全部雪だもんねえ

当然、除雪車が活躍します。JR東日本の誇る高性能除雪車ENR-1000形。でも、線路閉鎖しないといけない機械扱い
乗り鉄としてはSL、国鉄車、乗り入れ車両、風景の良さ、沿線の観光地の多さなど、色々とってもお勧めな磐越西線。ちょっと天災に弱いのが難点なのですが、SLを乗りに一度は行って欲しい路線です。
<シリーズ過去記事リスト>
乗り鉄のお勧め路線 第17回 黒部峡谷鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第16回 飯田線
乗り鉄のお勧め路線 第15回 江ノ島電鉄線
乗り鉄のお勧め路線 第14回 仙山線
乗り鉄のお勧め路線 第13回 伊予鉄道市内線
乗り鉄のお勧め路線 第12回 予土線
乗り鉄のお勧め路線 第11回 南阿蘇鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第10回 小湊鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第9回 指宿枕崎線
乗り鉄のお勧め路線 第8回 伊豆急行線
乗り鉄のお勧め路線 第7回 大糸線
乗り鉄のお勧め路線 第6回 十和田観光電鉄
乗り鉄のお勧め路線 第5回 飯山線
乗り鉄のお勧め路線 第4回 函館本線
乗り鉄のお勧め路線 第3回 箱根登山鉄道登山線
乗り鉄のお勧め路線 第2回 肥薩線
乗り鉄のお勧め路線 第1回 五能線
相変わらず平日は仕事が忙しいので、ネタも無いと書く時間を割けません(ネタが無いと、ネタを考えるところから始めないといけないので)。
ということで、ようやくできた時間で、久しぶりに乗り鉄のお勧め路線シリーズでも書いてみたいと思います。第18回は磐越西線です。
磐越西線は福島県の郡山と新潟県の新津を結ぶ175.6kmの路線です。1つの路線でこそありますが、会津若松駅でスイッチバックする構造となっているため、会津若松駅を中心に路線の性格が異なります。交流電化区間は郡山ー喜多方ですので、会津若松ー喜多方についてはまた違った性格の区間となっています。

会津若松駅

勾配が激しく、冬期は雪にも覆われる
電化区間について言うと、勾配が急で、郡山という東北新幹線との接点を持つために、観光路線の入り口的な意味合いが強くなっています。実際、電化区間では温泉所の磐梯熱海、磐梯山と湖とスキー場の猪苗代、白虎隊と城下町の会津若松、ラーメンで有名な喜多方と言う観光地を沿線に抱えています。

電化区間での現在の主力電車、719系。磐越西線用の専用ラッピング車となっている

かつての主力電車であった455系の磐越西線色

時折、仙台支社標準色の455系の姿も見られた

会津若松付近は盆地の風景で、一面田んぼだ

雪深き津川駅

津川駅には狐の嫁入り伝説がある
一方で非電化区間は緩やかな勾配となり、「SLばんえつ物語号」という観光列車を抱えるものの、基本的には閑散とした区間が多く、五泉ー新津のみが新潟近郊区間に入ると言う、近郊都市圏になります。列車も、新津から信越本線に入って新潟駅へ乗り入れるものが多くなります。また、沿線の風景でも阿賀川に沿って走るこちらの区間の方が変化に富みます。

非電化区間では、新潟車の気動車(左)と、仙台車の気動車(右)の双方が見られる。ただし、仙台車の運用は只見線中心

こちらも同様に新潟車の気動車(左)と仙台車の気動車(右)だが、右の気動車は只見線の列車

国鉄首都圏色の気動車の姿が見られることも

新潟からの気動車は、キハ110系も運用されている

最近はキハE120形もキハ110系と連結して入線している
磐越西線を語る際に外せないのがC57 180号機牽引の「SLばんえつ物語号」「SL磐梯会津路号」「SL郡山会津路号」などのSL列車と、485系と583系による特急や快速列車です。
平成11(1999)年に復活したC57 180号機を使用した「SLばんえつ物語号」は、原則的に新潟ー会津若松の往復で運転されており、時折、「SL磐梯会津路号」「SL郡山会津路号」等で郡山ー会津若松(七日町)で運転されることがあります。運行ダイヤは、東京で早朝の上越新幹線に乗れば新潟駅からSLに乗って会津若松へ行き、そのまま郡山まで抜けて新幹線(在来線でも可能)で帰れるようになっています。また、東京で朝のうちに東北新幹線に乗れば、郡山から会津若松へ移動し、会津若松からSLで新潟へ行って、新潟から新幹線で東京に帰れるようにもなっています。こういった立地的な優位さと、会津若松、喜多方という観光地を沿線に抱えることで、「SLばんえつ物語号」は13年経過した現在も人気の高いSL列車として運行されています。なお、客車は平成19(2007)年にリニューアルされており、その際に塗装がチョコレート色から青色に変わり、内装も改善されています。また、毎年クリスマス付近には「SL X'masトレイン」として運行されています(ダイヤは「SLばんえつ物語号」と一緒)。

新潟駅で発車待ちの「SLばんえつ物語号」

初期のチョコレート色系塗装

津山駅などの途中駅で、給水のために長時間停車が有り、絶好の撮影タイムとなる

編成中には展望車が組み込まれている。12系客車の展望車も今となっては希少である

車内では時折ジャズなどの演奏会も開かれる

これはリニューアル前の姿であり、リニューアル後はカウンターが展望車の4号車から、一般座席の5号車へ移動した

郡山駅に入線する「SL磐梯会津路号」。この名称はころころ変わって安定しない

C57形側面のプレート

リニューアル後の客車を引き連れ、郡山駅入線中のC57形

外の風景を見れば、SLの吐いた煙もまた写る
電化区間においては、かつて上野駅から東北本線経由で会津若松駅まで特急「あいづ」が走っていました。東北新幹線開業後も、山形新幹線が開業した1年後までは特急「つばさ」と同様に485系が運行に着いていました。その後、専用塗装に変更された485系による特急「ビバあいづ」が郡山ー喜多方に運行区間を変更・短縮して走るようになり、東北新幹線からの乗り継ぎシャトル特急という性格に変わりました。しかしやがて列車名は「あいづ」に戻され、「ビバあいづ」用の車両は勝田へ転属となり、変わって国鉄色の485系が青森から転属。一方で同じく青森から仙台へ転属していた583系6連が頻繁に磐越西線へ入るようになりました。やがて平成15(2003)年には快速列車に格下げされ、485系、583系で快速「あいづライナー」が運転されるようになり、観光シーズンには上野からの臨時特急「あいづ」が走ることもありました。485系もその間に実は何度か入れ替わっており、特急「日光」「きぬがわ」用に転用されてしまったために、別の青森車が転属してきたり、転属してきた青森車があかべぇ(会津のマスコット。赤べこから来ている)ラッピングになったり、「日光」「きぬがわ」用の編成が戻ってきたり(そのかわり583系が秋田転属)など、けっこう変化が激しいです。

郡山駅で発車待ちの485系「ビバあいづ」と東北本線の719系

喜多方で撮影した485系「ビバあいづ」

会津若松駅で撮影した国鉄色485系「あいづ」。ヘッドマークもかつての上野発特急「あいづ」と同じ物が使用された

猪苗代駅で「SL磐梯会津路号」と行き違いになる485系「あいづ」

側線で休んでいる583系

仙台発着の臨時快速だった583系「白虎」

平成17(2005)年の「あいづデスティネーションキャンペーン」の間だけ見られた、485系「あいづ」。特急「日光」「きぬがわ」への転用改造をかねているはずだったのだが、結局前面は3000番台のような再改造を受けたため、ごく短い期間だけの姿だった

赤べぇラッピングの485系「あいづライナー」
これらのSLと485系、583系以外にも、時折ゲストとして登場する列車もあるのが磐越西線の面白いところです。また、現在は貨物列車の定期運転がありませんが、東日本大震災時は石油輸送のルートとしても一時的に使用されました。

キハE120形と、現在は引退してしまった会津鉄道8500系(元名鉄8500系)。会津鉄道8500系は快速「AIZUマウントエクスプレス」として喜多方まで乗り入れていた

キハ48形「風っこ」。どちらかと言うと只見線での運用が多いのだが、磐越西線で運用されたこともある
こんな磐越西線ですが、だてに福島と新潟を結んでいるわけではなく、冬期はやはり雪に覆われます。一昨年の冬は、「SL X'masトレイン」に乗ったら会津若松で雪に閉じ込められるという貴重な経験をしました。冬場に訪れるとこういうこともありますので、できれば春から秋に訪れて欲しい路線でしょう。無論、雪の中の列車を撮りたいという撮り鉄派には冬の方がお勧めですけど。

津川駅で撮影したキハ110系

雪の中を走るキハ110系

同じく新潟色のキハ47形

「SL X'masトレイン」は「SLばんえつ物語号」と同じ客車だ

方向幕だけ、シールが貼られている

走行しているだけでこんなことに

喜多方では583系もこんな姿

会津若松で。黒いはずのSLが半分くらい白いのだ

翌朝の会津若松駅。今となっては良い思い出だが、この写真を人に見せる度にびっくりされる。列車の下側が全部雪だもんねえ

当然、除雪車が活躍します。JR東日本の誇る高性能除雪車ENR-1000形。でも、線路閉鎖しないといけない機械扱い
乗り鉄としてはSL、国鉄車、乗り入れ車両、風景の良さ、沿線の観光地の多さなど、色々とってもお勧めな磐越西線。ちょっと天災に弱いのが難点なのですが、SLを乗りに一度は行って欲しい路線です。
<シリーズ過去記事リスト>
乗り鉄のお勧め路線 第17回 黒部峡谷鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第16回 飯田線
乗り鉄のお勧め路線 第15回 江ノ島電鉄線
乗り鉄のお勧め路線 第14回 仙山線
乗り鉄のお勧め路線 第13回 伊予鉄道市内線
乗り鉄のお勧め路線 第12回 予土線
乗り鉄のお勧め路線 第11回 南阿蘇鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第10回 小湊鉄道
乗り鉄のお勧め路線 第9回 指宿枕崎線
乗り鉄のお勧め路線 第8回 伊豆急行線
乗り鉄のお勧め路線 第7回 大糸線
乗り鉄のお勧め路線 第6回 十和田観光電鉄
乗り鉄のお勧め路線 第5回 飯山線
乗り鉄のお勧め路線 第4回 函館本線
乗り鉄のお勧め路線 第3回 箱根登山鉄道登山線
乗り鉄のお勧め路線 第2回 肥薩線
乗り鉄のお勧め路線 第1回 五能線
会津も大雪になるとかなり積もりますね。鉄道にとっても雪は障害物ですが、旅先の景色という見方をすれば、旅情があっていいですね。
様々な車両の走る磐越西線、また撮影に行きたくなりました。
宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc
ここ最近は磐越西線に行っていないので、そろそろ私も行きたいところです。ウィークエンドパスで気軽に行ける範囲ですしね。