7/30-8/3で行ってきた九州旅行の続きです。
8/1の朝、熊本の水道町から上熊本経由で新八代に到達。ここから鹿児島中央を目指して南下しますが、ここで今回の旅の目的の1つ、肥薩おれんじ鉄道が今年から運行する観光列車「おれんじ食堂」へ乗車します。
肥薩おれんじ鉄道は、鹿児島本線の八代ー川内を引き継いで、2004年に開業した第三セクターの鉄道です。八代ー川内は鹿児島本線でも閑散区間であり、ほとんどが単線となるこの区間では営業が厳しいことは開業前から言われており、このため経費削減策として交流電化しているにもかかわらず、列車はディーゼルカーでの単行運転が基本となりました。(貨物列車はED76形やEF81形が牽引するので、現在でも電気機関車が走行しています)
その肥薩おれんじ鉄道ですが、これまで目玉となる列車も無く、一方で第三セクター最長の営業距離116.9km(2006年までは廃止された北海道ちほく高原鉄道の方が長かった)を良い意味で生かせていませんでした。この区間はかなりの部分で海沿いを走っており、景色はとても良いのです。鹿児島本線は門司港-八代ではほぼ町中か山の中を走っており、景色が良いとは言えませんが、この区間は乗り鉄で全国を乗った私がお勧めできるほど、景色の良い区間です。反面、乗車距離が長い上に、最高速度が100km以下のため時間はかかります。ならば、これを逆手にとって楽しむ列車があっても良いのではないか。その答えが「おれんじ食堂」だったわけです。
新八代で列車に乗車します。この時、1号車から入ってみました。私は今回、「旅名人の九州満喫きっぷ」を使いましたので、2号車にしか乗車できませんが、別に入っていけないということはありません。そもそも、1号車、2号車でそれぞれ役割が与えられているので。なお、1号車(ダイニング・カー)は旅行パックとなります。2号車は、普通乗車券や企画乗車券+指定席料金(大人1400円)で乗車でき、大人4500円で食事が追加出来ます。この食事料金は安くはありませんが、北斗星の懐石御膳が5000円であることを考えると、高すぎることもありません。今時の食堂車金額としては、妥当かなと思います。
1号車へ入ってみる
海側に並ぶカウンター席。椅子は固定されている
山側にはテーブル席。テーブル席の真ん中寄りにはカウンター席が無いので、座りながら海は見られる
サービスカウンター。飲み物を常時提供する
サービスカウンターの向かいには、焼酎の瓶などが並べられている
運転席の所にこんな停車案内がある。1駅止まる度に、赤い札の位置をスタッフが差し替える
2号車の車内
海側のテーブル席。椅子は動かないが、少し窓側に角度を付けてあり、ゆったりしている
山側は海側に椅子を向けたソファの席となっている
私の座った席
パンフレットとおしぼり、お水が提供された。ただ、お水は冷えていなかったけど
パンフレット。列車の案内が描かれた物。ホームページでも請求できるが、現在品切れ状態で増刷中らしい。これも旅の記念品
運転席横には、子供用のシートがある。このあたり、最近の水戸岡車両に共通する物
運転席の所には、料金箱兼両替機が残っている。残っているだけで、使いはしないだろうけどね
運転席の所にももちろんロゴがある
ちょっと後方2号車の運転席を覗いてみた
2号車にはトイレがある。飾られていて、いかにもトイレという感じはしない
トイレ横から2号車を見てみる
さてソファ席だが、2人掛けの感じ。テーブルは・・・
このように展開できるようになっている。席を離れる際には折りたためば出やすくなる。狭い車内を有効活用する工夫だ
1号車サービスカウンターを連結部分から見る。そう、1号車にはトイレの位置にこのサービスカウンターがあるので、トイレは2号車にしか無い。1号車、2号車で明確に役割が別れているので、必ず2両編成での運転となるのだ
車内の見学をざっと済ませたところで、八代駅に到着。
ここまでの1区間は実は鹿児島本線ですので、ここからようやく肥薩おれんじ鉄道に入るわけです。
出発時は駅の職員さんが手を振ってお見送りしてくれました。
肥薩おれんじ鉄道八代駅の駅名標
こちらは鹿児島本線の817系
ホームにはくまモンの描かれた自販機。うーん、さすが熊本
青空の中、濃い青色の列車HSOR-100形「おれんじ食堂」が川内へ向かって出発します
また1号車から入ったので、サービスカウンターをこっち側から再度撮影
サービスカウンターから1号車を見るとこんな感じです
1号車と2号車の間にある暖簾。このあたり、水戸岡車両ですねえ
八代駅を出て、列車は田舎の風景となります
球磨川橋梁を渡ります
まずはドリンクと、クッキーが提供されました。ドリンクはホットコーヒー、アイスコーヒー、フレッシュジュースが選べたかな。私はアイスコーヒーにしました
日奈久温泉駅でHSOR-150形「おれんじちゃん」と行き違い
トンネルの中で。1号車ですが
この通り、まめにスタッフの方が次駅案内を変えてるんですよね
さて、日奈久温泉駅を過ぎて、いよいよ海が見えてきました
座席から眺める海。ランプが食堂車の雰囲気を醸し出す
天気が良くて、八代海の海岸線はとてもきれいです。トンネルばかりの九州新幹線では、このような光景はほとんど見られません
ちょっと山側に入ります
佐敷駅へ到着。ここで列車行き違いのため、しばらく停車です
佐敷駅の駅名標
発車を待つ「おれんじ食堂」。ホームでは駅マルシェイベントとして、軽食や御菓子を販売してくれます
反対側のHSOR-100形がやってきました
ちなみに、これが肥薩おれんじ鉄道の標準塗装です
列車はここからしばらく山の中を走ります
さて、1号車のサービスカウンターで飲み物でも頼みましょう。と言っても、私は下戸なので
ジンジャーエールを貰いました。2号車まで届けてくれます。これはすでに注いだ後ですが、氷もちゃんとお酒用のやつですね
そんなこんなで色々書いているうちに、写真がもう50枚いっちゃったので、食事の方はまた次回に。
8/1の朝、熊本の水道町から上熊本経由で新八代に到達。ここから鹿児島中央を目指して南下しますが、ここで今回の旅の目的の1つ、肥薩おれんじ鉄道が今年から運行する観光列車「おれんじ食堂」へ乗車します。
肥薩おれんじ鉄道は、鹿児島本線の八代ー川内を引き継いで、2004年に開業した第三セクターの鉄道です。八代ー川内は鹿児島本線でも閑散区間であり、ほとんどが単線となるこの区間では営業が厳しいことは開業前から言われており、このため経費削減策として交流電化しているにもかかわらず、列車はディーゼルカーでの単行運転が基本となりました。(貨物列車はED76形やEF81形が牽引するので、現在でも電気機関車が走行しています)
その肥薩おれんじ鉄道ですが、これまで目玉となる列車も無く、一方で第三セクター最長の営業距離116.9km(2006年までは廃止された北海道ちほく高原鉄道の方が長かった)を良い意味で生かせていませんでした。この区間はかなりの部分で海沿いを走っており、景色はとても良いのです。鹿児島本線は門司港-八代ではほぼ町中か山の中を走っており、景色が良いとは言えませんが、この区間は乗り鉄で全国を乗った私がお勧めできるほど、景色の良い区間です。反面、乗車距離が長い上に、最高速度が100km以下のため時間はかかります。ならば、これを逆手にとって楽しむ列車があっても良いのではないか。その答えが「おれんじ食堂」だったわけです。
新八代で列車に乗車します。この時、1号車から入ってみました。私は今回、「旅名人の九州満喫きっぷ」を使いましたので、2号車にしか乗車できませんが、別に入っていけないということはありません。そもそも、1号車、2号車でそれぞれ役割が与えられているので。なお、1号車(ダイニング・カー)は旅行パックとなります。2号車は、普通乗車券や企画乗車券+指定席料金(大人1400円)で乗車でき、大人4500円で食事が追加出来ます。この食事料金は安くはありませんが、北斗星の懐石御膳が5000円であることを考えると、高すぎることもありません。今時の食堂車金額としては、妥当かなと思います。
1号車へ入ってみる
海側に並ぶカウンター席。椅子は固定されている
山側にはテーブル席。テーブル席の真ん中寄りにはカウンター席が無いので、座りながら海は見られる
サービスカウンター。飲み物を常時提供する
サービスカウンターの向かいには、焼酎の瓶などが並べられている
運転席の所にこんな停車案内がある。1駅止まる度に、赤い札の位置をスタッフが差し替える
2号車の車内
海側のテーブル席。椅子は動かないが、少し窓側に角度を付けてあり、ゆったりしている
山側は海側に椅子を向けたソファの席となっている
私の座った席
パンフレットとおしぼり、お水が提供された。ただ、お水は冷えていなかったけど
パンフレット。列車の案内が描かれた物。ホームページでも請求できるが、現在品切れ状態で増刷中らしい。これも旅の記念品
運転席横には、子供用のシートがある。このあたり、最近の水戸岡車両に共通する物
運転席の所には、料金箱兼両替機が残っている。残っているだけで、使いはしないだろうけどね
運転席の所にももちろんロゴがある
ちょっと後方2号車の運転席を覗いてみた
2号車にはトイレがある。飾られていて、いかにもトイレという感じはしない
トイレ横から2号車を見てみる
さてソファ席だが、2人掛けの感じ。テーブルは・・・
このように展開できるようになっている。席を離れる際には折りたためば出やすくなる。狭い車内を有効活用する工夫だ
1号車サービスカウンターを連結部分から見る。そう、1号車にはトイレの位置にこのサービスカウンターがあるので、トイレは2号車にしか無い。1号車、2号車で明確に役割が別れているので、必ず2両編成での運転となるのだ
車内の見学をざっと済ませたところで、八代駅に到着。
ここまでの1区間は実は鹿児島本線ですので、ここからようやく肥薩おれんじ鉄道に入るわけです。
出発時は駅の職員さんが手を振ってお見送りしてくれました。
肥薩おれんじ鉄道八代駅の駅名標
こちらは鹿児島本線の817系
ホームにはくまモンの描かれた自販機。うーん、さすが熊本
青空の中、濃い青色の列車HSOR-100形「おれんじ食堂」が川内へ向かって出発します
また1号車から入ったので、サービスカウンターをこっち側から再度撮影
サービスカウンターから1号車を見るとこんな感じです
1号車と2号車の間にある暖簾。このあたり、水戸岡車両ですねえ
八代駅を出て、列車は田舎の風景となります
球磨川橋梁を渡ります
まずはドリンクと、クッキーが提供されました。ドリンクはホットコーヒー、アイスコーヒー、フレッシュジュースが選べたかな。私はアイスコーヒーにしました
日奈久温泉駅でHSOR-150形「おれんじちゃん」と行き違い
トンネルの中で。1号車ですが
この通り、まめにスタッフの方が次駅案内を変えてるんですよね
さて、日奈久温泉駅を過ぎて、いよいよ海が見えてきました
座席から眺める海。ランプが食堂車の雰囲気を醸し出す
天気が良くて、八代海の海岸線はとてもきれいです。トンネルばかりの九州新幹線では、このような光景はほとんど見られません
ちょっと山側に入ります
佐敷駅へ到着。ここで列車行き違いのため、しばらく停車です
佐敷駅の駅名標
発車を待つ「おれんじ食堂」。ホームでは駅マルシェイベントとして、軽食や御菓子を販売してくれます
反対側のHSOR-100形がやってきました
ちなみに、これが肥薩おれんじ鉄道の標準塗装です
列車はここからしばらく山の中を走ります
さて、1号車のサービスカウンターで飲み物でも頼みましょう。と言っても、私は下戸なので
ジンジャーエールを貰いました。2号車まで届けてくれます。これはすでに注いだ後ですが、氷もちゃんとお酒用のやつですね
そんなこんなで色々書いているうちに、写真がもう50枚いっちゃったので、食事の方はまた次回に。
私も乗るなら2号車の海側かな。
ドリンクメニューも豊富なんですね。
1号車だと、完全なツアーになりますので、2号車の方が途中駅でも乗車できていいと思います。食事を楽しまないなら、途中下車も出来ますし。
お酒は飲まないので分からないのですが、種類が豊富で、なかなか楽しめるのではないでしょうか。