私鉄ではほとんど無くなってしまいましたけど、JRではJR貨物による貨物列車が今でもたくさん運行されています(とは言っても、昔に比べれば減っているのでしょうが)。
国鉄からJRになってすでに20年以上が経過したため、国鉄時代に製造された電気機関車・ディーゼル機関車ともすでに老朽化が進んでおり、JR貨物では積極的に置きかえを進めています。一方、旅客会社の電気機関車は客車列車の廃止が20年間で加速的に進んだため、国鉄時代の電気機関車をずっと使ってきました。ようやく、JR東日本が「北斗星」や「カシオペア」向けのEF81形の置きかえ用としてEF510形500番台を昨年より製造を始めましたが、これも実際は常磐線でJR東日本所属車によるEF81形貨物列車運行を置き換えるというのがメインです。
さて、貨物の機関車ですが、有名なSLのD51形は本来旅客用ではなく貨物用の機関車であったことは、鉄道ファンなら当然知るところでしょう。機関車は旅客用、貨物用、旅客・貨物両用、事業用の本来4種類有り、JR貨物になって製造された機関車は当然貨物用のみ。現在も国鉄時代からの車両は多数残っていますが、実際にどんな機関車があるのか、写真を並べてみます。まあ、あまりいい写真じゃないのもありますけどね。
なお、最新の入れ替え機、HD300形はまだ見たことがありません。あとEF500形とM250系も撮影してないです・・・ついでに細かい番台区分は除きますよ。
EF64形。国鉄形の勾配線用直流電気機関車。写真はJR塗装のもの
EF64形1000番台。国鉄形の勾配線用直流電気機関車。1000番台と名乗っているが、実質的に内部は0番台と別物。国鉄最後の電気機関車でもある。写真は最近の更新工事後の塗装
EF65形。国鉄形の直流電気機関車。旅客用、貨物用、旅客・貨物両用に多数が製造された直流電気機関車の名機
EF66形。国鉄最強の直流電気機関車。出力はEF65形の1.5倍
EF66形100番台。EF66形の改良版としてJR化後に登場した形式
EF67形100番台。0番台はEF60形、100番台はEF65形からの改造で、セノハチと呼ばれる山陽本線の瀬野~八本松における上り貨物列車用の補機である
EF200形。JR世代の直流最強電気機関車。出力が大きすぎて、変電所容量を超えるために、本気で走れないというオーバースペック車である。なお、写真は塗装変更前のもの
EH200形。EF64形の後継として製造されたJR世代の勾配用直流電気機関車。出力はEF200形にわずかに及ばないが、EF64形の重連運用を置き換える性能である
EF210形。JR世代の直流電気機関車。EF65形、EF66形の後継として製造されており、出力はEF66形に近い
ED75形。国鉄形の交流電気機関車。交流50Hz用で、東北本線・常磐線・奥羽本線などで使用されているが、EH500形の投入で数は激減している
ED76形。国鉄形の交流電気機関車。交流60Hz用で、九州でだけ姿を見ることができる
EF81形。国鉄形の交直流電気機関車。交直流電気機関車と言えばかつてはEF81形の代名詞であったほど、この形以外はあまり無かった。JR化後もわずかに製造されている
EH500形。函館から東京まで、電気機関車を付け替えることなく運行させようとして誕生したハイパワー交直流電気機関車。EH10形以来久々のEH機である。
EF510形。JR世代の北陸縦貫線向けの交直流電気機関車。この車両の500番台が「北斗星」「カシオペア」向けに投入される
DE10形。入れ替え用の国鉄形の液体式ディーゼル機関車。旅客用でも数多くが使用され、国鉄車両で唯一、JR全車に継承された(ただしJR東海はすでに残存していない)
DD51形。国鉄形の液体式ディーゼル機関車の名機。最近かなり数を減らしている
DF200形。DD51形を置き換えるために製造された電気式ディーゼル機関車。エンジンで発電して、モーターで走る車両で、現状は北海道だけで見られる
今回、なんでこんな記事書いたかというと、ちょっと頼まれごとで、IGRいわて銀河鉄道/青い森鉄道を通過する貨物列車の数を調べたもんで。それで思いついたものです。
先日の小牛田で2010年版貨物時刻表を入手したのが役に立ったなあ。
国鉄からJRになってすでに20年以上が経過したため、国鉄時代に製造された電気機関車・ディーゼル機関車ともすでに老朽化が進んでおり、JR貨物では積極的に置きかえを進めています。一方、旅客会社の電気機関車は客車列車の廃止が20年間で加速的に進んだため、国鉄時代の電気機関車をずっと使ってきました。ようやく、JR東日本が「北斗星」や「カシオペア」向けのEF81形の置きかえ用としてEF510形500番台を昨年より製造を始めましたが、これも実際は常磐線でJR東日本所属車によるEF81形貨物列車運行を置き換えるというのがメインです。
さて、貨物の機関車ですが、有名なSLのD51形は本来旅客用ではなく貨物用の機関車であったことは、鉄道ファンなら当然知るところでしょう。機関車は旅客用、貨物用、旅客・貨物両用、事業用の本来4種類有り、JR貨物になって製造された機関車は当然貨物用のみ。現在も国鉄時代からの車両は多数残っていますが、実際にどんな機関車があるのか、写真を並べてみます。まあ、あまりいい写真じゃないのもありますけどね。
なお、最新の入れ替え機、HD300形はまだ見たことがありません。あとEF500形とM250系も撮影してないです・・・ついでに細かい番台区分は除きますよ。
EF64形。国鉄形の勾配線用直流電気機関車。写真はJR塗装のもの
EF64形1000番台。国鉄形の勾配線用直流電気機関車。1000番台と名乗っているが、実質的に内部は0番台と別物。国鉄最後の電気機関車でもある。写真は最近の更新工事後の塗装
EF65形。国鉄形の直流電気機関車。旅客用、貨物用、旅客・貨物両用に多数が製造された直流電気機関車の名機
EF66形。国鉄最強の直流電気機関車。出力はEF65形の1.5倍
EF66形100番台。EF66形の改良版としてJR化後に登場した形式
EF67形100番台。0番台はEF60形、100番台はEF65形からの改造で、セノハチと呼ばれる山陽本線の瀬野~八本松における上り貨物列車用の補機である
EF200形。JR世代の直流最強電気機関車。出力が大きすぎて、変電所容量を超えるために、本気で走れないというオーバースペック車である。なお、写真は塗装変更前のもの
EH200形。EF64形の後継として製造されたJR世代の勾配用直流電気機関車。出力はEF200形にわずかに及ばないが、EF64形の重連運用を置き換える性能である
EF210形。JR世代の直流電気機関車。EF65形、EF66形の後継として製造されており、出力はEF66形に近い
ED75形。国鉄形の交流電気機関車。交流50Hz用で、東北本線・常磐線・奥羽本線などで使用されているが、EH500形の投入で数は激減している
ED76形。国鉄形の交流電気機関車。交流60Hz用で、九州でだけ姿を見ることができる
EF81形。国鉄形の交直流電気機関車。交直流電気機関車と言えばかつてはEF81形の代名詞であったほど、この形以外はあまり無かった。JR化後もわずかに製造されている
EH500形。函館から東京まで、電気機関車を付け替えることなく運行させようとして誕生したハイパワー交直流電気機関車。EH10形以来久々のEH機である。
EF510形。JR世代の北陸縦貫線向けの交直流電気機関車。この車両の500番台が「北斗星」「カシオペア」向けに投入される
DE10形。入れ替え用の国鉄形の液体式ディーゼル機関車。旅客用でも数多くが使用され、国鉄車両で唯一、JR全車に継承された(ただしJR東海はすでに残存していない)
DD51形。国鉄形の液体式ディーゼル機関車の名機。最近かなり数を減らしている
DF200形。DD51形を置き換えるために製造された電気式ディーゼル機関車。エンジンで発電して、モーターで走る車両で、現状は北海道だけで見られる
今回、なんでこんな記事書いたかというと、ちょっと頼まれごとで、IGRいわて銀河鉄道/青い森鉄道を通過する貨物列車の数を調べたもんで。それで思いついたものです。
先日の小牛田で2010年版貨物時刻表を入手したのが役に立ったなあ。