いい名前じゃありませんか?
中華料理店なら「こうらい」とかでしょうけど、こちらは「はぴくる」と読みます。
淡路島の北側にある淡路市の社会福祉協議会が、障害者の自立・就労支援を目的(就労移行支援)として運営をはじめたそうです。少し前にこの事を知り、ぜひ訪ねてみたいと思っていました。
平日の午後一時過ぎに入店しますが、ほぼ満席でしばらく待ちます。カウンター越しに調理場の様子をのぞくと、外見がお役人と見える(うどん屋の厨房には似合わない)おじさんが、知的障害者(表現がよくないかもしれません)を指導しながら、うどんを湯がいたり、天麩羅を揚げているのが見えました。そして身体障害のある店員さんが、空いたテーブルに案内してくれます。
メニューを開くと「うどん屋はうどんで勝負 !! 」と書いてありました
甘えはありません
驚くのはこれからです。かけうどん200円、ぶっかけ(温・冷)250円、きつねうどん300円などなど(小を頼むと50円引き)
そして、えび天・とり天・かきあげ天など揚げたてを別皿で出してくれる天麩羅が50~80円。天麩羅の見かけはややいびつな感じもありましたけど、三人の合計は910円の昼食となりました。もちろんセルフ店じゃないのですよ。
私が頼んだのはぶっかけ(冷)、器までキンキンに冷やしてくれていました。これを見ると確かに甘えはありません。クッキーやケーキ・パンでこのような事をしている所は近所にもありますが、うどん屋ははじめてです。いい取り組みだと思いました。
お願いした天麩羅は、えび天・とり天・カボチャ天の三種類。出来上がった順に、ひとつづつテーブルに運んでくれました。