先週こちらのブログに書いた「ハル」の天真爛漫の笑顔を見ようと、午後からいつものシネコンに出かけました。そちらで書いたように小説の出来がものすごくよかったために、映画の方は少し物足りない感じがしました。
まあ。2時間程度に小説の内容を圧縮するわけですから、それは仕方ないと思います。映画自体の出来具合はもちろんよかったです。
でも、期待していた「天真爛漫の笑顔」はなかった。もう少し多くの宮崎あおいさんの登場場面を期待していたのですけど。
先日書いたように、彼女はオリンパスのコマーシャルに出ているので、映画で使っているカメラが気になりました。大判のカメラももちろんプロカメラマン(?)の設定だから使っていましたが、35mm のものはやっぱりオリンパスでした。あれは僕も昔もっていた OM-4 じゃないかと。 これは嬉しくなりました。
病院や病気を題材にした物語って、たいてい循環器や血液疾患、もしくは脳神経外科的な病気が多いと思います。今回は原作者が消化器内科の勤務医というだけのこともあり、胆のう癌や消化管出血が題材に使われていたことも嬉しかったです。消化器の病気って余り受けないんですよね、きっと。理由はあえて書きませんけど。
この小説を読んでから、今回この機会になんと新版となったあの 夏目漱石の「草枕」 を読みはじめました。日本文学にも無縁な私は今まで読んでいませんでした。難解な文章ですね。