とどろみの森学園 PTA

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令和元年度 地区(郊外)委員交流学習会

2019年06月05日 | 地区委員会
6/4(火)箕面市グリーンホールにて地区委員交流学習会が行われました。

 

箕面市青少年指導センター館長の大原達哉氏より「箕面市の子どもの現状について」の講演と各校の地区委員との意見交流を行いました。


大原氏の講演では、日頃の青少年指導センターの活動報告や過去3年間のデータによる相談内容、不審者情報などの報告がありました。

その中で近年の相談内容として多い「子どものインターネットの利用について」を取り上げて詳しくお話していただきました。

具体的には、「ゲームをやめない」「ゲームで課金をする」「昼夜逆転の生活」など小学生の親からの相談が増えているそうです。

昨年度のデータでは小学生が85.6%、中学生が95.1%の割合でインターネットを利用しているそうです。

小学生は携帯ゲーム機やタブレットでのゲームや動画視聴が一番多くなっています。

1日の利用時間は小学生は2時間以上が最も多く39.4%で中学生では2時間以上が61%となっています。

ゲームの課金に悩む親も多く、1500円以上課金したことがある中学生が21.6%、高校生では28.4%に上ります。

解決策としては、

・買う(与える)前に家庭で話し合いルールをきちんと決める

・親名義で購入したものを貸し出すイメージで子供に占有させない

・ルールを書面で残す

・長期休暇は特に気を付ける(使用時間、昼夜逆転しないように)

・親が模範となる

などです。

そしてもう1つは、携帯電話事業者など各社が提供しているフィルタリングサービスを利用する事が、子どもを有害情報やサイトから守る上で重要とおっしゃられていました。

実際にフィルタリングサービスが有効だと感じている親は53%となっています。

現在は子どもの習い事やクラブ活動の連絡などでスマホを持たせたり、スイッチなどのゲーム機でインターネットができたりするので、今一度ご家庭でルールや使い方を話し合ってもらえればと思いました。

 

地区委員の意見交流では、各校の見守り旗当番や登校班編成など委員の仕事について話し合いました。

それぞれの学校により、月2回の見守りを朝と下校時している学校や、毎朝している学校など地域によりそれぞれ違いました。

現在は共働きの家庭も多く、地域によっては保護者の負担が多いので、役割を減らしてほしいと言われるなどの意見も出ました。

 

先日の守る会との危険個所点検に参加された方は、危険個所の修繕・改善の要望を上げるとともに各家庭と共有し、家庭でも今一度登校時のルールや危険な場所などを子どもと話し合い、保護者や学校や市全体で子どもたちを守っていくという風になればという意見もありました。

 

今回学習会に参加して、いろいろな人たちの協力で地域の子どもたちの安全が守られていると感じました。

また、インターネットの問題は今後低年齢化していく問題で、改めて各家庭でも考えて話し合ってほしいと思いました。