令和元年12月7日(土)
第34回箕面市民人権フォーラム
全体会 記念講演
女子高校生サポートセンター
一般社団法人Colabo 代表理事 仁藤夢乃さん
全大会 記念講演では、ご自身が「難民高校生」だったという仁藤さんのお話をお聞きしました。仁藤さんは、-すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女から搾取しない社会へ―を合言葉に、中高生世代を中心とする10代女性を支える活動を行っています。
具体的には、夜の街を巡回し、HPやSNSなどを通して全国から寄せられる相談に応じたり、居場所のない少女達が安心して利用できる移動バスによる無料の夜カフェを提供したり、食事や物品も提供されているそうです。
また、緊急時のシェルターや、自立支援シェアハウスも提供されています。
つい最近も、小学6年生の女の子がSNSで知り合った男性に連れ去られる事件がありました。子供達が事件に巻き込まれると、SNSで知り合った人についていく本人が悪い、と子供達が攻められる風潮が日本にはあります。しかし、街にしか居場所のない子供達、経済的理由、親からの虐待などで頼る人がいない、また身を守る知識のない子供達がたくさんいるという事実、そしてまたその事実を知らない大人達がたくさんいる現状に大変ショックを受けました。
「特別な支援ではなく、当たり前の日常を」
そうなんだ、ではなく、一人一人が当事者意識を持ち、出来ることを今からでも行動に移すことが社会を変えていくのだと仁藤さんはおっしゃっていました。
私も子供を持つ母として、目を背けたくなるような現実から逃げずに、事実をしっかりと受け止め、子供達の未来の為に出来る事をささやかな事からでも実行していきたいと思いました。