イキイキさわやか
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『スマホ時代の子供たちに大人ができること 〜コロナ禍でのネットトラブルの現状と対策』
◎講師 石川千明さん(NPO法人奈良地域の学び推進機構)
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため
ZOOMでの参加となりました。
コロナ禍の自粛期間によって
子供たちもゲームやネットの長時間化、
そして低年齢化が問題になってきています。
2019年にはゲーム障害が依存症として
認定をされました。
ゲームにハマる子供たちは
現状がつまらない、現実逃避、暇つぶし
などの理由が多いようです。
特に抜け出せなくなるのはオンラインゲーム
が多く、オンライン上で友達ができたりするのでやめられなくなる、
外に出なくても欲求が満たされてしまっているようです。
依存症になるとこれという特効薬はなく、
薬物依存、アルコール依存、ギャンブル依存
と同じく認知療法が必要になります。
特にゲームは他の薬物やギャンブルより
避けていくのが難しい、手を出すのが簡単なので距離をおくことが困難です。
家庭で時間制限をするなり
子供とも約束をして話し合う時間を設けることが大事です。
その他SNSのことについてのお話。
スマホの普及により友達との交流がLINEグループの中で行われています。
そしてそこから無視やいじめなどに繋がることも。
言葉ではなく文字だと想いが伝わりにくいなど誤解を生む原因になったりします。
先生の知り合いの高校生は楽しくLINEをしてるんじゃない、「頑張ってしてるんだ」
と言っていた様です。
グループに入って上手くやっていかなければ仲間外れにされる、そんな不安からやめられない子も多いようです。
そんな中大人は子供に何ができるのか…
•コミニュケーション能力をつける
•リアルの体験をさせる
•子供との会話、傾聴
犯罪に巻き込まれるケースの安全対策として携帯にフィルタリングをしたり
課金設定ができないようにする年齢設定をする等…
自分達で善悪の判断をつけさせる
社会のルールを知る事も重要です。
最近芸能人がTwitterなどSNS誹謗中傷で
自死の事件がよく報道されてます
実際でも若者の自死が増えてきています。
大人がきちんと向き合って
子供とも話し合う、
スマホの問題は使う側の心の問題。
心が変われば良い方向へといくのではないか。
ネットを全否定してしまうのは
むしろ逆効果になりえます。
良い面「楽しい、便利」
悪い面「危険、怖さ」
の区別ができるようにうまく付き合っていけたらと思います。
スマホ依存、ゲーム依存に近い親もいるのではないでしょうか?
子供にきちんと示せる行動をしていきたいです。