とどろみの森学園 PTA

とどろみの森学園PTAのブログです。PTAの活動を紹介します。

第4回イキイキさわやかに学ぶ会「子どもの発達障害について」

2021年11月07日 | 学級委員会

日時・2021年10月26日
講師・大阪医科薬科大学病院小児科医師 金泰子氏 
テーマ「子どもの発達障害について」

発達障害と心身症専門とする小児科医金先生が数多くの子ども達を診てこられた中で心温まるお話を沢山伺いました。
【発達障害】は脳の機能障害と言われています。
・自閉スペクトラム症(ASD)
・学習障害(SLD)
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・発達性協調運動障害(DCD)

など種類もさまざまです。名前は聞いたことあるけど実際にどんな症状がでるのか、知っている人は少ないのではないかと思います。

*わがままで自分勝手?
*出来ないのはさぼってる?
*親のしつけが出来てない?
*不器用、運動音痴は努力不足? など間違った認識をされてしまうこともあります。

発達障害と診断された子が周りにいればまず、その子の障害はどんなものなのか・どんな症状がその子にでているのか、まず理解をすることが大事です。

障害がある子・ない子、それぞれ個性があります。間違った認識の目でみるのではなく、温かい目でみて理解し、地域のみんなで見守っていけたらいいですね。

金先生は1人1人の診察に1時間かけて沢山お喋りをして患者さんの事を知り正しい診断を大切にされています。

診察した子供との会話で
「何であんたは」「普通はそう、みんなこう」「どうしていつも」と親から言われる。
先生の話に私も普段何気なく使っていると気付きました。
出来ない事は怒るのに出来た事は見過ごしていませんか?

頑張って出来た事にはきちんと褒めてあげましょう。
【褒めて愛された人はよく育つ】発達障害の有無に関わらず子育てしていく上で大切な事だと思いました。

発達障害を理解する事で【困っている子】が【困った子】と誤解されない住みやすい世の中になればと思います。

最後に・・・
長いコロナ禍で、子どもたちは制限のある環境に合わせながら毎日頑張ってくれています。ちょっとした成長や当たり前にできていることを褒めること、感謝を伝えることで、子どもたちには“自分を大切な存在”であることを実感してほしいと思います。子どもたちが安心して自分の特性を発揮できるよう、良き理解者で在るよう努めなければならないと改めて感じました。 


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