第33回みのお市民人権フォーラム・第3分科会「女性」
この国ってヘン!~女子の「もやもや」を言葉にしましょう 参加レポート
怒りたい女子会とは?
2014年辺りから、女性たちが各地で社会に対する怒りの声をあげる「怒れる女子会」の
活動が始まった。その流れの中で、2015年に京都で「怒りたい女子会」も誕生。
怒るのもどう怒っていいのか・・・という、女のもやもやした気持ちをまずは言葉にして書
き出していこうとスタートしたのがこの「もやもやワークショップ」とのこと。
当日の流れ
①怒りたい女子会の紹介
②班ごとに分かれて、女性として感じるもやもやを各自ポストイットに書き出す
③書き出したものをそれぞれテーマ分けしてまとめ、前に張り出す
④それぞれの班で張り出した事柄の紹介や説明
⑤意見交換
感想
職場や家庭、メディア等、さまざまな場面で遭遇する女性差別。多くの女性が自分と同じことを感じていることに、少し心強く感じました。
「女性だから○○」という固定観念は、男性からばかりではなく、辛さに耐えてきた女性からもあると思います。
しかし、女性だけでなく男性も、料理・掃除・洗濯・育児・介護を当然のように日々こなすべきだと思う一方で、これを主張するなら、女性が優遇されている寡婦金控除や社会保障のあり方など、全体的に平等を目指すべきなのではないかとも思いました。
それぞれの職場・家庭で、状況も違えば役割分担も変わってきて当然ともいえる中、自分の考えを押し付けあうのは生き難い社会を招くのではないでしょうか。
「当たり前と思っているその「当たり前」を崩していく、自分は「当たり前」を変えていく」という、参加者のコメントが印象に残り、そういう世の中になっていけば暮らし易くなると感じました。