降って来るもの

写真と散文とぽえむ

無頼~沢木耕太郎~

2023-01-12 21:58:55 | SI27

     無頼

 

無頼に為りたい!その人は言った

無頼は恰好いい!その人は語った

目標は?

暫くして

無い!

その人は明確に答えた

今を生きる!

それこそが望みで

今を淡々と生きる

それこそが究極の自由だと

一点を見詰めて

クリアに発言した

 

努力してきたから

努力してきた自負を持って

他人に

しっかり生きなさい!と

明瞭に生きてきたから

他人に

頑張れ!と言える

 

きのう

「沢木耕太郎」と云う

知らなかった人物に出会う

頼ら無いで生きる!

その自由の意味を語る

物静かで輪郭の鋭い物書きに出逢った

 

※無頼

 ①正業に付かず、無法な行いをする者。また、その行為。

 ➁頼るべきところの無いこと。

※無頼を生きる!!➁

 頼らないことの自由を生きる

 オオ、何とステキな・・

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輪廻

2023-01-10 22:09:30 | SI27

     輪廻

 

夜のUtaが生まれて

朝の詩が息衝く

愛の告白が流れて

悲恋の種子が芽吹く

inochiの讃歌が谺して

deathの胚芽を促す

 

loveを唄う楽譜は

哀楽の音符を連ね

契りの楽章を重ねる

 

強弱と大小と静謐と驚嘆と

休符と連符と慟哭と鎮静を

小刻みに綯い交ぜながら

periodのタクトへと傾れる

 

友情の旋律の間に

孤独の兆しが挟まれ

フリーダムの意識にnihilistが潜む

快哉の時間にも

Painは増殖する

 

そうなのだ

人はみな

生きて死に

死んで生き

漸う、到頭、

輪廻の表裏の意味を理解する

 

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記憶

2023-01-09 20:45:44 | SI27

     記憶

 

胸の石板に刻んだ記憶は

前頭葉に沁み込んだ記憶は

恐らく

永遠の”時の栞”になる

濃度や密度や陰翳の彼是で

順不同になるかも知れないけれど

古代の神殿のように

二千年の木簡のように

それぞれの胸で生き続ける

それが

百年にも満たない

刹那の己とともに滅びるのは

儚い現実に違いないが・・

けれど

その記憶の豊かさこそが

個個人の辿る道程を

芳醇に、豊潤に彩るのだ

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Wait

2023-01-07 22:05:54 | SI27

     Wait

 

待つことを学んできて

年齢の深さだけ

年輪の太さだけ

習熟してきた心算つもりだけれど

この期に及んでも

あからさまに未熟を晒すときが有る

 

”待つ”と云う忍耐は

なかなか完熟できないものらしい

それ故

その謎を解明すべく

僕の詩歌も在るのだが・・

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思惟の空海に

2023-01-06 21:18:12 | SI27

     思惟の空海に

 

動き始めると

僕の想いは

いつでも言葉の海に漕ぎ出す

決まって言辞の雲に語り掛ける

 前頭葉の空海へ

そこで

豊かに巡り会える人と

同じように

languageと出合う瞬間を待つのだ

 流氷のように

 千切れ雲のように

幾万のpieceから生まれる

今其処に在る奇蹟との

邂逅を待つのだ

 難しい事じゃない

唯、思惟の空海に

魂を預けるだけの・・

 

 

     証

 

僕が生きた証は

書く事でしか残していけないから

愚鈍にmemo帳を拡げpenを握る

 而して

僕が辿った高高の物語が

一tの紙と千本の penを介して

提示されるのだ

 若しかしたら

誰の目にも触れないかも・・

と想い乍ら

 

 

     心配

 

心配してもらえることの幸せ

心配を抱いてくれる人が居る幸運

心を配られることの安息

見えない豊かさを 

 形にできることの馥郁

誰かに見守られていることの安らぎ

あの人が居ることの

その人が居ることの

 限りない心の豊満

その恩恵で

僕の人生は揺ぎ無く頁を重ねる

 

その確信が我が血の一滴

その結ぼれが骨の髄

その交わりが神経を潤し

その複合体こそが

我が肉体となり

その歓喜こそが

茫洋のcosmosを拓いてゆく

 

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遺言のように

2023-01-06 04:55:15 | SI27

     今日は書かぬと決めて

 

今日は書かぬと決めて

止める苦痛を試してみたのだ

今日は書かぬと決めて

途切れる痛手を検証してみたのだ

 

肉体の痛みは

勿論、恒常的な苦痛だが

何時かは慣れるかも知れぬ

書く事を止めたその時、精神の痛みは

心の喪失感は如何許りかと

自問してみたのだ

 

身体中を廻る血の流れのように

心中を潤すlanguageの水量が

どれ程の物流なのかを

この試みで

おもんばかってみたかったのだ

 

きっと、答えは直ぐにでる

 

今日は書かぬと決めた日の

時間の様子や

風景の有り様や

胸の空海の佇まいや

擦れ違う様々な気息が

そのことの是非を教える

 

僕のinochiの半分は

languageとの共生に存する

僕のlifeの重量の半分は

言葉たちに因って支持される

 

何にしても

人生の途絶は

この想いの幾万倍に違いないだろうが・・

 

 

     蛙カワズのUta

 

或る日、或る時、不意に気づく

吾胸の空海は”井の中”に過ぎず

吾が心の言辞帯は

 ”蛙の思惟”にしか過ぎぬと・・

 

哀しくはない、虚しくはない

その気づきが

inochiの幹を太らせてゆく

 

 

     交心録

 

日記帳ほどの緻密さはないけれど

メモ書き程の簡便さでもなく

手紙を書くほどの熱量でもないけれど

僕に

僕の年月を彩る書物が有る

 

心の交わりの軌跡を記述した

一冊の単行本がある

生きてきた年月の数値を

円やかに包み込む

inochiの書籍が有る

 

 

     遺言のように

 

最期を匂わせる脈絡や言葉は

lastを予感させる色合いや色相は避けたいけれど

なるべく

万物の様相と同じように

始めには必ず終わりが有って

創造できないbeginningと同じく

closingにも予告など無いから

それが、今を生きる前提だから

そのことに微塵の疑いも無いから

それは、必定の定理だから・・

 

さり気無く語りたいけれど

 

もしも僕の名前が

今日も明日も一週間先も一か月後も

この村内で捜せなくなったら

ああ、万甫は居なくなったんだと

あのまんぼさんは、退村したのだと

定石通りの道筋を辿って

writerとしての役割に

無事に終止符を打ったのだと

爽やかに納得してもらいたい・・

 

それが何時なのかは

吾が胸の裡でもunknownなので

このSI一篇を

遺言のように置いてゆく・・

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総集編㈡~languageにて~

2022-12-31 20:59:37 | SI27

     総集編㈡~languageにて~

 

流れゆく時間は不変で,それは

未来永劫滞ることは無い

 

生きとし生ける物は

否応なしに

その移ろいを亙ってゆくしかない

儚い現実

 

母なるumiに生まれ

母なるumiに還る

必定の成り行き

 

然れば,如何に

inochiを繋ごうとも

それは泡沫にしか過ぎぬ

然れど

数奇なる幸運の縁に因り

人間として生きる我等

ただ,漠然と

生死の間を彷徨ってはならぬ存在

 

少なくとも

何故生きる

何を生きるの命題を持ち

与えられし幸福の標を

全うせねばならぬ

 

例え,それが

苦渋に満ちた道程だとしても

煩悩多き,茨の行程だとしても

その為に,神は

Homo sapiensに智慧を与え賜うた

 

生老病死の旅すがら

喜怒哀楽を存分に味わいながら

人として,成熟してゆくこと

悔いなきperiodの為に

悔いなき日日を辿ること

それが

希有なるinochiの申し子としての

義務でもある

 

数字は如何様に変遷しても

その一心を貫けば

密かな分秒の足音にも

きっと,五情五感は共鳴する

 

今日も明日も,今年も来年も

瑞瑞しい感覚と,研ぎ澄まされた感性と

無垢なる感情を胸に

確かな一歩を続けられる

 

見よ!!LapisLazzuliの空を

一抹の不安もない

夜明け前の静謐の青を!

願わくば

胸の空海をこの色に埋め

未来と明日と

其処に在る希望を信じながら・・

    2022(R4)12/31 8:44pm まんぼ

 

※このブログに目標を定めて足繁く通い、記事や写真を共有してくれているアナタと貴方方の全ての縁の人へ※

 一分も一秒も歩みを止めない時に抗して、僕のブログも停滞なく遅滞なく続く。間も無く幕を閉じる令和四年と云うこの一年の閲覧、有難うございました!!

 来たるべき”2023年”が、其々のブロ友さんに漏れなく幸の惠が有りますようにと祈念して、”2022年”最後の記事total№「6059」を20:59に閉じる。どうぞよいお年を まんぼ

 

 

 

 

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覚悟

2022-12-29 22:20:40 | SI27

     覚悟

 

過去という無の塊りの

常に

その最先端で

風雨に曝される現実

その立場は

変わりようも無くて

変えようも無くて

全ての生きるものは

そのヒリヒリの現実に在籍する

 

幸せのkazeに出合うのか

悲劇のscenarioに呻くのか

 

ヒリヒリの度合いや

境遇や立場や環境や

その都度の運不運は計り知れないけれど

その剣が峰に立っているという

幾許の覚悟は

生きてゆくための

必須の一行目なのだ

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Rule

2022-12-28 20:47:44 | SI27

     Rule

 

此の世は,一人で生きてゆけない場所だから

必要最小限の

ruleを守ることは

必須の義務になる

それは

人間として存立する幸運への

感謝に他ならない

 けれど

巷の凡夫は,往往にして

その基本さえも知らない

悪しき唯我独尊はついて回り

それ故世間に

哀しみや慟哭や怒りや忿怒は絶えることがない

 見よ!!

朝毎の新聞に,太文字で列挙される

暗愚の暴徒の修羅の数々を

馬鹿者たちの始末書を

 価値観は

それぞれに異なり

善悪の認識にも、習熟度にも

老若男女にも

ずれや捩れは生じるけれど

その大いなる義務の逸脱ほどの

悲惨はない

 各各に

付与される自由は

決して,行動の全てを

肯定したりしないものだ

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Good Morning~Knee~

2022-12-28 07:47:20 | SI27

06:11 まだ昏い朝

  

 

     Good Morning~Knee~

 

今日も一日

Gravityの圧力を堪えて

無事に七十五㌔を支えてくれよ!!と

半ば懇願、半ば信頼

最後に

まじないのように

ひと摩さすりして

漸うpowerを注入する

 

古傷の有る右の膝は

何時ものように

それに応えるように

一日の初めの重さを

心地よく支持してくれるのだ

 

Good Morning!!って

 

丁度07:00 東の空が”縹はなだ色”に・・

           fight 12/28 07:46 まんぼ

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