降って来るもの

写真と散文とぽえむ

僕の一日

2020-05-14 07:43:09 | 詩20

      僕の一日

 

世の中に組み込まれた

生活者としての

規則や決め事や時間の枠や是非もない労働から

序々に解き放たれて

僕はこのごろ

その窮屈と反比例のように

漸く自身の意思で

大方を選定できる展開の

心地良い生き様を享受し始めている

 

生き抜いてきた

些かのボーナスと細やかな余禄のように

程よく生き永らえた駄賃のように

 

だから今は

目覚めた時が僕の朝で

僕の夜が来たら目蓋を閉じ

書くことが有れば僕の昼で・・etc

 

それだから僕の一日は

朝で夜で昼で朝で・・

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蒼に、唯

2020-05-14 05:40:05 | 詩20

      蒼に、唯

 

 

いつ見ても なんど見ても

なん回とっても 百回とっても

 

 

飽きない 僕の空だ

心に沁みる 僕の蒼だ

 

 

ぼくはきっと あそこで生まれた

ぼくはきっと あの蒼からきた

 

 

こんなに胸騒ぎの

こんなに愛しいのは・・

 

いい木曜日に         05/14 05:40:05 まんぼ

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UmiとMoriに

2020-05-13 21:33:15 | 詩20

      UmiとMoriに

 

ひと呼吸する度に

僕の中にmidoriの細胞がひとつ増える

Moriへ続く道の

トンネルのような

ほの暗い樹々の静寂sijimaを

更に奥へと

更に深くと

分け入ってゆくと

inochiの気配が止んで

唯、僕の脈搏が残る

 

五月のozoneは

酸素ボンベより濃厚で

僕はひと息の度に

midoriの塊りを吸い込み

カラダ中の彼方此方の細胞に

付加してゆく

 

OO!!

inochiの起源は正しく

紺碧のUmiと緑層のMoriに在る

 

そうして僕は今

緑陰の海に抱idaかれて有る

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滴一滴

2020-05-13 06:53:33 | 詩20

      滴一滴

 

世界もヒトもmonoも

恐らくは、星も宇宙も

絶えず

滅びに向かって形態を変えてゆく

 

ボクもアナタも貴方方も

泡沫の滴一滴

 

その一途の一瞬の刹那を

目蓋に留めてくれる

何処かの

見知らぬ

それぞれのanataのために

輝く。光る。

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海と森の

2020-05-12 20:57:44 | 詩20

      海と森の

 

始まりは真っ新な白紙だから

自身が何より

出会えるかも知れない

未知のポエムに

或いは、エッセイに

或いは、初めての詩句に

胸躍らせて、wakuwakudokidoki

カリキュラム”自然”の扉を開ける

 

きっと巷の詩人も小説家も

太古から

その様にして輩出し

僕はその系譜の末端の

端くれとして存在している

 

それでも言語が使い古されないのは

言葉の海が永遠の揺蕩いと共に在り

言葉の森が幾重にも連なって

言葉のinochiを産み出すから

 

僕は七十年を費やして

まだ、汀の浅瀬に踵を浸しているだけだが・・

僕は古希を過ぎても

まだ、森の入り口を入って光の届く短さだが・・

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有無の空海を

2020-05-12 19:36:45 | 詩20

      有無の空海を

 

Utaと巡り合うために

Utaと触れ合うために

Utaと目合うために

 その前触れの言伝を受胎し

僕は千手に千個の言捕籠を捧げて

有無の空海を往来する

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penを得物に

2020-05-12 04:47:38 | 詩20

      penを得物に

 

ボクは一本の黒色ball penを得物に

言語の荒野へ出で立つ

 其処は天然の狩猟場

得体の知れぬ傑物が牙を剥く戦場

唸る、吼える、脅す、威嚇する

意志の全てが敵に変貌する修羅場

 四方に警戒音が響く

 八方に警笛が鳴る

侵入者は悉く告知され

万全の態勢で迎え撃たれる

 

けれどボクは怯まない

此の猟場での戰こそが

そこで得る得物こそが

ボクのinochiを繋ぐ糧になる

此の戦場こそが

ボクをいつでも僕として蘇らせる

 

一途に信じて疑わない

 

この道より他に

この処より他に

ボクを生かしてくれる別天地はない!と

pen一本で亙って行ける有限はない!と

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memoとball penとpoem

2020-05-11 06:07:51 | 詩20

      memoとball penとpoem

 

上を向いて歩けば、きっと光を思い出す

光に向かって歩けば、きっと蒼に辿り着く

蒼と一緒に歩けば、きっと自由な雲に出合う

雲に乗って旅すれば、きっとこころは軽くなる

心が軽くなったら、それを抱いて優しい雨に戻ればいい

 

上を向いてさえいれば、きっと想いは

 天空時空を超えて、艶やかな翅を羽搏かせ

蒼い惑星の空を飛び、星を廻る衛星になる

 それから、限り果て無い桃源郷に

いつか、そのうち、降りてゆく

 

逢いたくないときは、目を瞑ればいい

会いたくないときは、心を閉めればいい

一人で居たいときは、想いを閉じればいい

 けれど

一人で居たくなくなったら

何かに出逢いたくなったら

誰かに会いたくなったら

 瞳を開いて、心を開けて

想いを光のなかに放てばいい

 

それで言葉が生まれたら

そこからko.to.ba.が降ってきたなら

一篇ポエムを書けばいい

一曲Utaを奏でればいい

         2020 05/11 04:40 万甫

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ヒト型

2020-05-10 21:10:19 | 詩20

      ヒト型

 

kokoroを持たないヒトは

kokoroを持てないヒトは

或いは、初めから

kokoroが欠損しているヒトは

ただヒト型の張りぼてを被っているに過ぎない

 

近付いても、話しかけても

身体を素通りしてゆくだけの

kokoro不在のヒトは

それでも

巷の彼方此方に紛れて息を潜める

それは確かな事実で

それ故、どんなに正常な空気も

どうしようもなく

何某かの灰塵を浴びてしまうのだ

 

簡単に必要悪とは言い難い

如何とも為し難い

不出来のヒト型も多数在る

 

僕は?って問われれば

誰しもが口にするように

きっと、”真っ当な人間です!”と

肯定してしまうけれど・・

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Tumuji風

2020-05-10 05:03:52 | 詩20

           Tumuji風

 

TOKIは休みなく前をゆく旅人

未来と現在の端境を

正確に刻んでゆくウオーカー

現在と過去のヒストリーを

時系列で記録してゆく速記者

 

僕らはいつでも

その開拓中の時間内を

移動する旅人

 

それ故、安定など望むべくもなく

条理や情理など知る由もない

それ故、一介の漂泊者に

イノチの期限など分かる由もない

 

僕は抜け難く

唯、時間枠の中を移ろう

ヒトなる一陣の旋風

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