大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~
12/31
08:42 東南の空の雲の隙間から漸う大晦の太陽が昇る。如何にも”冬の朝”だ🥶
午後になって時折り日差しが漏れ、昼過ぎの温度計は10℃の赤線の上に。ちょうどお正月の門飾りを用意するという目的もあって、14:00 僕は”ふるさと行脚”に出る。
所々光が届かず
昼なお昏き道中も有って
やっと山懐のふるさとに・・
大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~
大晦日の午後、僕はふるさと行脚に向かう
其処には、何時でも周囲に
元朝を言祝ぐ飾り物が揃っていた
松竹梅は勿論、南天の赤い実も
紅白の山茶花も潤沢に咲いていた
けれどそれは、もう、遠い昔のこと
生まれた場所を離れ、半世紀はとっくに過ぎて
町に居る今は
その記憶を辿って
祝宴のお供え物の調達に来るのだ
子供の頃に、温かい人の気配に包まれた
故郷の年末年始の
切ない記憶をなぞりに来るのだ
何故かしら、大事な忘れ物を
何故かしら、大切な失くしものを
捜すように・・
ふるさとも又、一年分を老いた
真冬の寒冷に包まれて、故郷の村は静まり返る
午後3時前でも、薄暗い帰り道を下る
2025R6辰12/31(火曜日) 師走・大晦日 8:50pm まんぼ
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