降って来るもの

写真と散文とぽえむ

故郷も秋

2016-11-18 20:18:49 | ふるさと
( ノ゚Д゚)こんばんわ
唐突ですが、僕には”故郷”と呼べる場所がふたつあります。
そこでうまれ、其処で暮らし、其処で青春ど真ん中のまでの18年間を紡いだ故郷。
そのすべての風物が、今の僕の中核をなすまさに”原点”の場所でもあるひとつ目の故郷。

父は年号が平成になった年の8月初めに。
母はそれから20年一人暮らしに耐えて、7年前、89歳の誕生日を迎えるちょうど一週間前の8月末にこの世から姿を消したのだ。
その間に僕は第二の故郷となった現住所で今年30年を超えた。
そうして、第一の故郷は母が他界した翌日から、誰も済まない、主なしの家になった。
ときどきその寂しい古里から、僕の胸奥に届けられる無言の電文があって、それを聞き取ったら僕は思い切ってその「命の源」を訪ねるのだ。
外回りの途中で突然に伝令が届いて、僕はいそいそと、秋色濃いふるさとへと走った。




























コメント
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