降って来るもの

写真と散文とぽえむ

ANATAへ-手紙のような-

2020-03-27 05:50:04 | 随想

           ANATAへ-手紙のような-

 

オハヨーございます!

お変わりはないでしょうか?

今年も、今年の桜が咲き始めましたよ

ANATAが突然僕の前から居なくなった

アノ春から

最早三回目の桜花の季節が巡ってきました

 

僕の詩集を届ける度に

真っ先に

沢山の言葉たちで埋め尽くされた

賛美と励ましで僕の全てを肯定し鼓舞し

先へと進む原動力を授けてくれたANATAの

物理の教師だった堅物の印象に相応しい

角ばって律儀で揺ぎ無い信念に裏打ちされた高潔の

葉書の表裏の隙間を全部埋めた

手紙のような葉書に

溢れるように籠っていた温もりが

今もこの掌に

永遠の喜びのように刻まれています

 

この花の春にも僕は五情五感を滾らせて

有りっ丈の触手を浮遊させて

元気に

ANATAが褒めてくれた

詩を書いています

 

ANATAの目の届くところへ

届ける術を知らないのがもどかしい限りですが

もしも今でも縁が繋がっていて

僕の書くものが、僕の詩集が

ANATAの視線の中にあるのなら

詩14.15.16も

きっと読んでもらっていますよね

 

あの手紙のような葉書が

特急便で手許に戻ってこないのが

如何にも口惜しいですが

僕はこれからも約束通り

自由に僕のUtaを紡いでゆきますね

 

いま大好きな夜明け前の

紛れ込んでしまいたいような

深い深い神秘の蒼に染まっています

其方にも明け暮れが有って

蒼の癒しや美しい茜の慰めやの風景に

感嘆のため息を吐いたりするのでしょうか?

 

僕はもう少しこの場所に止まって

市井のポエトとして

書きたいことを書き続けてゆきますね

何時ものように

ANATAの慈愛の眼差しをひしひしと感じながら

その情感をエネルギーに変換して・・

  K.Msama     2020 03/27 05:50:05 万甫

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