8月21日(金)
夏休みもあと残すところ10日を切ってしまったけれど、今日は、この夏休みの中で、ベスト5にはいるくらい充実した一日だった。
午前中は校内研修、午後は市の教育研究会と、1日中勉強会だったのだけれど、これがものすごく自分にとってはカンフル剤になった。
午前中は「Q-U」について。生徒にアンケートをとって、自己診断させたデータを活用して、学級経営をどんな風に工夫すれば生徒が居心地よく、ヤル気になって生活できるのかを考えるという内容だった。
「Q-U」については下記のサイトで分かりやすく解説してあるので、詳しいことが知りたい方はどうぞ。
http://www.toshobunka.jp/eigyo/q-u.htm
http://www.city.hamamatsu-szo.ed.jp/keta-e/kensyu/qu/qu.html
我が校で実施されたアンケートの集計結果を元に、1つのクラスを取り上げて、職員全員でシェア(共有)しあった。
私も、美術担当なので私の授業で見られるクラスの様子や、生徒たちの長所や問題点空から何が分かるか、どう対応すればよいかの情報や提案を出した。
それらを各教科ごと、部活動面、委員会面、生活面からお互い出し合い、話し合い、発表し合った。
そうすることで、担任が気がつかない良い面、見逃している面が浮き彫りになり、短期間で解決できること、長期にわたり、いろいろな対策や関わり方、解決策などが提案された。
これは、担任としてはすごく心強く、ありがたいことだと思う。
現場の学級担任の中には、ベテランになればなるほどクラスの問題を自分ひとりで抱え込み、指導力がないと思われたくないというプライドがあるからなのか、誰にも、特に自分より年の若い同僚には相談できないで苦しんで、挙句の果てに『鬱病』になってしまう人が増えている。
特に、1学年1クラスずつしかない少人数の学校では、担任も生徒も、楽しい毎日か、地獄のような毎日か、学級経営の仕方一つで変わってくる。
なぜ、いじめが起きるのか、なぜ、不登校になるのか、なぜ、学級崩壊になるのか、Q-Uのデーターの分布図を見ると、その原因、現状、このままで行くとどうなるかの未来までが見えてくるから不思議だ。
一番危険なのは、教師の『思い込み』だ。良くも悪くも、自分だけで何とかしよう、できるというのは『思い上がり』でもある。
きっと、問題解決の鍵は、その『問題』の中にあるんだということがこの研修を通して分かった。
午後の研修は、さらに、教師自身のメンタルを強くするためにとてもためになる話だった。
夏休みが終盤になると、だんだん元気がなくなるのはけして生徒だけではない。教師だってそうなのだ。
特に、問題のあるクラス担任は山ほどの宿題が残っている生徒以上に気が重い毎日を送っているのだ。
さらに、夏休み明けから目白押しの学校行事や、部活動の新人戦、中3の職員は進路指導も入ってきて、寝る間も惜しみ、土日もないような超多忙な毎日が始まるのだ。
そんな先生方が、元気になって、夏休み明けからの学級経営にヤル気満々で取り組めるような実践例をたくさん教えてもらった。
その中で、とても参考になったのが、
「AさせたいならBさせろ」
という発想の転換だ。
よく、トイレの中に張り紙がしてあるが、
『トイレはきれいに使いましょう』とか、
『トイレを汚さないこと』
というような文章と
『いつもきれいにお使いいただいてありがとうございます』
と書いてある文章では、読む側の気持ちとしてはどうだろう?
どちらの方がよりきれいに使おうという気持ちになるだろうか?
『給食を残すな!』
『忘れ物をしない!』
と注意しても、できない子はできないのだ。
それを叱る方も、叱られる方も、ストレスばかりがたまって、悪循環になりがちだ。
それよりも、できている子やその努力をしている子をほめてあげることに時間をかけるほうがお互い気持ちがいい。
できていない子を見逃すというのではなく、自分も努力したらほめてもらえる、できなかったことができるようになるという、自己肯定感や自己達成感を持つ方に興味が行くような雰囲気作りをする方が、クラスの雰囲気も良くなる。
そうやって、教師自身、ストレスをためない、メンタル面を強くして、元気に明るく生徒と接する『余裕』を持つことが大切なんだということが分かった。
明るく楽しい学級経営とは、まず、担任自身が元気で前向きでないと、生徒は安心感も親近感も信頼感も持てない。
担任が自分のことでいっぱいいっぱいで、雑務に追われ、多忙で心身ともに疲労しきっていては、生徒たちのシグナルも、SOSにも気がつかない。
そのためには、教員同士のチームワークがどれほど大切か。
『いじめはいけない』と教える立場の者同士、セクハラだのパワハラだの、いびりだの無視だの、責任のなすりあい、仕事の押し付け合いをやっているようでは本末転倒だ。
また、厳しく管理的な学級経営も、馴れ合い的な学級経営も行き着くところは学級崩壊だ。
皆が安全に安心して生活できるルールと、互いに関わり合い、親しく交われる居場所作りは、生徒だけでなく、教員同士にも必要なことだと思う。
さて、私は学級担任ではないが、副担任として学級担任を支え、学年の潤滑油という大切な役割があり、美術という技能教科を通して、全学年の生徒を受け持つ。
私にしかできないこと、私だからできることを見つけて、私も、生徒も、同僚たちも皆で楽しく元気に生活できる学校づくりを頑張ろう。
今日の充実した1日を締めくくったのは、研修センターの近くの映画館で見てきた*(映画)*『ナイト・ミュージアム2』だったのだが、こちらの話はまた後日・・・。
明日から1泊2日の職員旅行*(バス)*に行ってきま~す!行き先は会津若松。喜多方*(ラーメン)*食べてきますね~((*(パー)*))
夏休みもあと残すところ10日を切ってしまったけれど、今日は、この夏休みの中で、ベスト5にはいるくらい充実した一日だった。
午前中は校内研修、午後は市の教育研究会と、1日中勉強会だったのだけれど、これがものすごく自分にとってはカンフル剤になった。
午前中は「Q-U」について。生徒にアンケートをとって、自己診断させたデータを活用して、学級経営をどんな風に工夫すれば生徒が居心地よく、ヤル気になって生活できるのかを考えるという内容だった。
「Q-U」については下記のサイトで分かりやすく解説してあるので、詳しいことが知りたい方はどうぞ。
http://www.toshobunka.jp/eigyo/q-u.htm
http://www.city.hamamatsu-szo.ed.jp/keta-e/kensyu/qu/qu.html
我が校で実施されたアンケートの集計結果を元に、1つのクラスを取り上げて、職員全員でシェア(共有)しあった。
私も、美術担当なので私の授業で見られるクラスの様子や、生徒たちの長所や問題点空から何が分かるか、どう対応すればよいかの情報や提案を出した。
それらを各教科ごと、部活動面、委員会面、生活面からお互い出し合い、話し合い、発表し合った。
そうすることで、担任が気がつかない良い面、見逃している面が浮き彫りになり、短期間で解決できること、長期にわたり、いろいろな対策や関わり方、解決策などが提案された。
これは、担任としてはすごく心強く、ありがたいことだと思う。
現場の学級担任の中には、ベテランになればなるほどクラスの問題を自分ひとりで抱え込み、指導力がないと思われたくないというプライドがあるからなのか、誰にも、特に自分より年の若い同僚には相談できないで苦しんで、挙句の果てに『鬱病』になってしまう人が増えている。
特に、1学年1クラスずつしかない少人数の学校では、担任も生徒も、楽しい毎日か、地獄のような毎日か、学級経営の仕方一つで変わってくる。
なぜ、いじめが起きるのか、なぜ、不登校になるのか、なぜ、学級崩壊になるのか、Q-Uのデーターの分布図を見ると、その原因、現状、このままで行くとどうなるかの未来までが見えてくるから不思議だ。
一番危険なのは、教師の『思い込み』だ。良くも悪くも、自分だけで何とかしよう、できるというのは『思い上がり』でもある。
きっと、問題解決の鍵は、その『問題』の中にあるんだということがこの研修を通して分かった。
午後の研修は、さらに、教師自身のメンタルを強くするためにとてもためになる話だった。
夏休みが終盤になると、だんだん元気がなくなるのはけして生徒だけではない。教師だってそうなのだ。
特に、問題のあるクラス担任は山ほどの宿題が残っている生徒以上に気が重い毎日を送っているのだ。
さらに、夏休み明けから目白押しの学校行事や、部活動の新人戦、中3の職員は進路指導も入ってきて、寝る間も惜しみ、土日もないような超多忙な毎日が始まるのだ。
そんな先生方が、元気になって、夏休み明けからの学級経営にヤル気満々で取り組めるような実践例をたくさん教えてもらった。
その中で、とても参考になったのが、
「AさせたいならBさせろ」
という発想の転換だ。
よく、トイレの中に張り紙がしてあるが、
『トイレはきれいに使いましょう』とか、
『トイレを汚さないこと』
というような文章と
『いつもきれいにお使いいただいてありがとうございます』
と書いてある文章では、読む側の気持ちとしてはどうだろう?
どちらの方がよりきれいに使おうという気持ちになるだろうか?
『給食を残すな!』
『忘れ物をしない!』
と注意しても、できない子はできないのだ。
それを叱る方も、叱られる方も、ストレスばかりがたまって、悪循環になりがちだ。
それよりも、できている子やその努力をしている子をほめてあげることに時間をかけるほうがお互い気持ちがいい。
できていない子を見逃すというのではなく、自分も努力したらほめてもらえる、できなかったことができるようになるという、自己肯定感や自己達成感を持つ方に興味が行くような雰囲気作りをする方が、クラスの雰囲気も良くなる。
そうやって、教師自身、ストレスをためない、メンタル面を強くして、元気に明るく生徒と接する『余裕』を持つことが大切なんだということが分かった。
明るく楽しい学級経営とは、まず、担任自身が元気で前向きでないと、生徒は安心感も親近感も信頼感も持てない。
担任が自分のことでいっぱいいっぱいで、雑務に追われ、多忙で心身ともに疲労しきっていては、生徒たちのシグナルも、SOSにも気がつかない。
そのためには、教員同士のチームワークがどれほど大切か。
『いじめはいけない』と教える立場の者同士、セクハラだのパワハラだの、いびりだの無視だの、責任のなすりあい、仕事の押し付け合いをやっているようでは本末転倒だ。
また、厳しく管理的な学級経営も、馴れ合い的な学級経営も行き着くところは学級崩壊だ。
皆が安全に安心して生活できるルールと、互いに関わり合い、親しく交われる居場所作りは、生徒だけでなく、教員同士にも必要なことだと思う。
さて、私は学級担任ではないが、副担任として学級担任を支え、学年の潤滑油という大切な役割があり、美術という技能教科を通して、全学年の生徒を受け持つ。
私にしかできないこと、私だからできることを見つけて、私も、生徒も、同僚たちも皆で楽しく元気に生活できる学校づくりを頑張ろう。
今日の充実した1日を締めくくったのは、研修センターの近くの映画館で見てきた*(映画)*『ナイト・ミュージアム2』だったのだが、こちらの話はまた後日・・・。
明日から1泊2日の職員旅行*(バス)*に行ってきま~す!行き先は会津若松。喜多方*(ラーメン)*食べてきますね~((*(パー)*))