明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(779)放射線防護のため内部被曝のメカニズムを知り避難の準備を進めよう!(VIDEO)

2014年01月06日 15時30分00秒 | 明日に向けて(701)~(800)

守田です。(20140106 15:30)

舞鶴市に住む友人の田中ユージさんが、講演会などに向けた僕の自己紹介のビデオクリップを作ってくださいました。
2分48秒で僕の言わんとすることを見事にまとめてくれています。

あらゆる講演の基礎になるものですので、みなさんにご紹介したいと思います。まずは以下のビデオを見て下さい。
文字でも起こしておきます。(読みやすいように、一部、話し言葉を書き言葉に変えてあります)
なおこれは1月17日の舞鶴での企画に向けて作られたものです。同じページに案内もありますのでご覧ください。

*****

放射線防護のため、内部被曝のメカニズムを知り、避難の準備を進めよう!
https://www.youtube.com/watch?v=P1zXCU3yO5E

守田敏也です。京都市在住のフリーライターです。僕はけっこう若いころから社会運動をやってきました。
高校3年生の時から本当にいろいろな運動をやってきたのですけれども、2011年3月11日の福島原発事故以降は、もっぱら放射線防護活動をしています。

「放射線防護活動」ということを強調するのですが、もちろん僕は脱原発だし、原発ゼロを目指しています。
けれども原発問題というのは、これから原発をどう廃止していくのかということと、すでに福島原発事故で出てしまった放射能とどう向き合うのか、大雑把に分ければ2つのことがあると思うのですね。
その中で僕は、今、進んでいる被曝をどうやって防ぐのか、あるいは減らすのか。そのことを中心に活動しています。

今、僕が力を入れていることは、1つは内部被曝の危険性を把握して、多くの人に知ってもらうことです。
なぜならば、これだけたくさんの放射能が出ていながら、今でも、福島とか関東・東北の非常に汚染の高い地帯に、たくさんの人が住んでいる。あるいは住まわされているわけですね。
住まわされている1つのロジックとして、内部被曝の危険性が非常に軽く扱われていることがあります。実際には非常に危険なわけです。

なので僕が大きく力を入れていることの1つは、内部被曝の危険性を多くの人に知ってもらうことです。
内部被曝のメカニズムがどういうものなのかということを、できるだけあっちこっちで説明して、被曝を避けることを考えてもらう、あるいは実行してもらうことです。

もう一つ、大きく力を入れていることは、原発がまた事故を起こすかもしれないという点です。
その場合、一番事故を起こす可能性が高いのは、いや事故を起こす可能性と言うよりも、今の福島第一原発がもっとひどいことになって、事故が拡大する可能性が非常に高い。
だとしたらそれに対しては絶対に避難訓練をやるべきで、実際に事故が起こった時の準備を多くの人にして欲しい。そのことを広めるための活動に力を入れています。

だから内部被曝のメカニズムを明らかにすることと、原発災害に対する避難の準備を進めること、あるいは心構えを作ること、それが今、僕が一番力を入れていることです。

*****

ビデオクリップはここまでですが、最後の方で、福島第一原発事故のことにしか触れていないもの、もちろん他の原発でも問題は同じです。
福島の事故で明らかになったのは、原発がどれほど脆弱な構造物でしかないかということです。たとえ運転してなくても、自然災害を引き金にどのような大事故に発展するか分からない。
だからこそ避難訓練に真剣に取り組んでいくことが問われています。


本年もこうした内容を軸に、あちこちでお話を行いたいと思いますが、講演会を企画していただくときに、この自己紹介ビデオを、案内や宣伝でお使いいただければと思います。
実は作成者の田中ユージさんが、前から強くこのことを僕にサゼッションしてくださっていました。僕の言わんとする趣旨を、短くまとめたビデオを作って、宣伝に使うと良いと。

僕もわれながら「明日に向けて」の記事が長いものが多くなりがちで、「これでは読む人が大変だよなあ」と思ってきました。(ごめんなさい!)
しかし「短い時間では長い文章しか書けない!」ジレンマに陥り続けてきました。僕の場合、短くするためには、勢いをつけて一気に書いた文章を、倍以上の時間をかけて推敲しないとできないのです。

ユージさんの協力は僕には渡りに船で、とても助けられています。非常に強い助っ人です!
今年はユージさんにお頼みして、もっとたくさんのビデオメッセージを作り、みなさんに大事なことを短く伝えられるようにしたいです。

こんな技?も活用しながら、私たち、民衆の力をつけるための努力を重ねていきます。みなさんも、拡散していただくことをはじめ、ぜひ力をお貸しください!みんなで「民衆の力」を育てていきましょう!

 

 

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