明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1522)米朝首脳会談6月12日シンガポール開催決定!私たちも平和のための努力を積み上げよう!

2018年05月11日 09時00分00秒 | 明日に向けて(1501~1700)

守田です(20180511 09:00)

史上初の米朝首脳会談の開催日程が決まりました。6月12日シンガポールにおいてだそうです。
米国トランプ大統領は金正恩朝鮮労働党委員長と「ともに世界の平和にとって特別な瞬間にしたい」とTwitterに投稿しました。

投稿原文をご紹介します。

The highly anticipated meeting between Kim Jong Un and myself will take place in Singapore on June 12th. We will both try to make it a very special moment for World Peace!

We will both try to・・・
ここでトランプ大統領は、Weを自分と金委員長の意味で使っています。

このニュースをさまざまな報道機関が流していますが、NHKは以下のように伝えています。

「トランプ大統領は地方遊説に向かうため大統領専用機に乗り込む際、記者団に対し、米朝首脳会談について「大成功となるだろう」と述べ、親指を立てて自信を見せました。
開催地にシンガポールを選んだのは、アメリカと北朝鮮、双方と国交がある第三国で、中立的と言えることに加えて、キム委員長が専用機で直行できる距離にあることなどを考慮した結果だと見られます。
これに先立って北朝鮮に拘束されていたアメリカ人3人が解放され米朝首脳会談の開催に向けて大きく前進した形となっていました。

史上初となる米朝首脳会談で、トランプ大統領はキム委員長に対し、完全で検証可能かつ不可逆的な非核化に向けて具体的な行動をとるよう求める考えで、北朝鮮の非核化に道筋をつけることができるのかどうかが最大の焦点となります。
また、トランプ大統領は65年前から休戦状態となっている朝鮮戦争の終結や、弾道ミサイルの放棄、それに日本人の拉致問題の解決なども訴えるとしていて、キム委員長の出方が注目されます」。

米朝首脳会談は来月12日 シンガポールで 非核化の道筋が焦点
NHK 5月11日 4時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180511/k10011434481000.html

米朝首脳会談が成功し、朝鮮戦争が正式に終結すれば東アジアから戦争の火種が無くなります!
あの悲惨な戦争によって塗炭の苦しみを味わった朝鮮半島の人々にとってこれほど素晴らしいことはないですし、私たち日本に住まうものにとっても本当にありがたいこと。
だから私たちは平和の流れを促進させるための努力を、この一月、積み上げていきましょう。

なすべきことは何か。そのうちの一つはこの間の朝鮮半島をめぐる情報の歪み、情報の捻じ曲げを正していくことだと思います。
この間、繰り返し述べてきましたが、南北首脳会談以降にやっと「常識化」したものの、それまで日本の報道機関は、米朝がいまだに戦争状態にあること、その中の休戦状態にすぎないという決定的な事実をほとんど報道してきませんでした。
その上で一方的に朝鮮を、「常に約束を破るトラブルメーカー」のように描き続け、「朝鮮バッシング」を続けてきました。
僕の知る限り、すべての野党もこれと大差ない表現を採り続けてきました。この歪みをきちんと正しておかなくてなりません。

とくに昨年の総選挙の過程は本当にひどかった。安倍政権が「朝鮮半島危機」を政権維持、選挙の勝利のために最大限に利用するため、危機を煽り続けたからです。
麻生副総理などは「今回は大量の難民、覚悟しなきゃ」などと戦争勃発後のことを語り、挙句の果てに選挙後に「北朝鮮のおかげで勝てた」と本音を漏らす始末でした。

しかし残念なことにマスコミも野党も、朝鮮だけを悪ものにしたて、戦争の脅威を煽ることで政権を維持しようとする安倍政権の愚行を正面から批判しえたとは言い難かった。
そのため僕は強い危機感の中で以下の記事を書きました。

明日に向けて(1424)一番大事なのはアメリカに朝鮮との平和友好条約を結ばせること!
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/1a73bcbdaa45f8f91eefa1889fcdb488
http://toshikyoto.com/press/2361

いま私たちはこの歪んでいた流れを変えなくてはなりません。そもそもそうでないと米国のトランプ大統領にも韓国の文大統領にも朝鮮の金委員長にもついていけない!
東アジアの平和を促進するために日本民衆は何をなすべきなのか。その論議をこそ私たちは起こしましょう!
平和は私たち民衆こそが紡ぎ出すもの。一緒に頑張りましょう!

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