今年、日本人受賞者が2人出て、日本は沸き立ちましたが、よくよく考えてみれば、これは過去が素晴らしかった、ということでしょ。
友人とそんな話になりました。
ノーベル賞を受賞するまでには20~30年かかる。逆算すれば、1980年代、1990年代の栄光の記録が今になって認められたわけ。
じゃぁ、今の日本は?ということになる。国力の衰退と同じと思わなければいけない。若年層は薄くなっているのだから、若年研究者層も薄くなっているだろう。
今は中国が上り坂。人口も多いし、20年~30年後には中国の受賞者だらけになることが予想できる。
過去の栄光に酔ってはいけない。
ついでに日本の技術力も過大評価になっているのではないかという話も出た。日本の企業は経営力はまずいが現場力は優れているというのが大方の見方だが、これも一度疑ってみる必要がある。