懐かしの西部劇。最近は古い西部劇のDVD化が盛んで、プログラム・ピクチャー級の西部劇がたやすく見られるようになったのは嬉しい。
「アリゾナの決闘」は1948年の作品で、監督はH・ブルース・ハンバーストーン。名前を聞いたことがない監督だ。主演はヴィクター・マチュア。ハンサム、マッチョ系の大根役者だった。
偽の命令に従い、砦を全滅させてしまった父親の汚名を挽回すべく、息子二人、グレた兄(ヴィクター・マチュア)とお堅い軍人の弟(グレン・ランガン)がそれぞれ別個に真相を究明しようと動く。
この兄弟が徹底的に対立しっぱなしであるところがミソ。
題名に偽りありで、「決闘」と呼ばれるような場面はない。撃ち合いはあるが。
シナリオは手抜きなし、演出も人物の出し入れを、映画の文法の見本になるような手堅さで撮っている。この映画を見て、誤解する人もいないだろうし、意味のわからない場面もない。
全盛期のハリウッド映画の演出の見本を見る思いがした。
「アリゾナの決闘」は1948年の作品で、監督はH・ブルース・ハンバーストーン。名前を聞いたことがない監督だ。主演はヴィクター・マチュア。ハンサム、マッチョ系の大根役者だった。
偽の命令に従い、砦を全滅させてしまった父親の汚名を挽回すべく、息子二人、グレた兄(ヴィクター・マチュア)とお堅い軍人の弟(グレン・ランガン)がそれぞれ別個に真相を究明しようと動く。
この兄弟が徹底的に対立しっぱなしであるところがミソ。
題名に偽りありで、「決闘」と呼ばれるような場面はない。撃ち合いはあるが。
シナリオは手抜きなし、演出も人物の出し入れを、映画の文法の見本になるような手堅さで撮っている。この映画を見て、誤解する人もいないだろうし、意味のわからない場面もない。
全盛期のハリウッド映画の演出の見本を見る思いがした。