西部劇パーフェクトコレクションに収録されたもの。このシリーズは珍しい西部劇を楽しめるので重宝している。
「荒原の女」は監督がノーマン・フォスター。知らない名前だ。主演が、ロレッタ・ヤング、ウィリアム・ホールデン、ロバート・ミッチャム。
懐かしい名前の俳優たちで、このキャストを知ると、本格的な西部劇を期待してしまう。大体、俳優で、映画の傾向がわかるというもの。
この映画の中身はというと……予想とは全然違う。アメリカ開拓初期の話で、前込め銃の時代である。
全体的にみると、喜劇タッチである。ウィリアム・ホールデンとロバート・ミッチャムは配役が逆である。俳優のイメージの逆をとったらしい。ウィリアム・ホールデンがお堅い男やもめ、ロバート・ミッチャムが気のいい狩人。
史実としてみれば、結構興味が起きるところがある。男やもめであるウィリアム・ホールデンは息子の教育と家事のために女奴隷を買いに砦に行く。開拓時代には奴隷売買が当たり前のように行われていたらしい。
奴隷というとすぐ黒人を思い起こすが、この映画ではロレッタ・ヤングが演じている。つまり、白人の奴隷もいたということである。親の借金のために奴隷に売られたのである。
奴隷として売買されたが、一つ屋根の下に独身の男女が住むのはまずいということで、結婚という形をとる。偽装結婚である。
このあとの展開は予想通りで、二人の間に心の触れ合いが起き、恋愛感情が起きる。しかし、お堅いウィリアム・ホールデンはなかなかそれを認めようとしない。
最後は、型通りのハッピーエンド。
最初は異様な関係で始まるが、ラブロマンスとしてみれば、なかなかに爽やかな出来栄えである。
西部劇としてはどうかと思うが、ラブロマンス映画としては合格。
「荒原の女」は監督がノーマン・フォスター。知らない名前だ。主演が、ロレッタ・ヤング、ウィリアム・ホールデン、ロバート・ミッチャム。
懐かしい名前の俳優たちで、このキャストを知ると、本格的な西部劇を期待してしまう。大体、俳優で、映画の傾向がわかるというもの。
この映画の中身はというと……予想とは全然違う。アメリカ開拓初期の話で、前込め銃の時代である。
全体的にみると、喜劇タッチである。ウィリアム・ホールデンとロバート・ミッチャムは配役が逆である。俳優のイメージの逆をとったらしい。ウィリアム・ホールデンがお堅い男やもめ、ロバート・ミッチャムが気のいい狩人。
史実としてみれば、結構興味が起きるところがある。男やもめであるウィリアム・ホールデンは息子の教育と家事のために女奴隷を買いに砦に行く。開拓時代には奴隷売買が当たり前のように行われていたらしい。
奴隷というとすぐ黒人を思い起こすが、この映画ではロレッタ・ヤングが演じている。つまり、白人の奴隷もいたということである。親の借金のために奴隷に売られたのである。
奴隷として売買されたが、一つ屋根の下に独身の男女が住むのはまずいということで、結婚という形をとる。偽装結婚である。
このあとの展開は予想通りで、二人の間に心の触れ合いが起き、恋愛感情が起きる。しかし、お堅いウィリアム・ホールデンはなかなかそれを認めようとしない。
最後は、型通りのハッピーエンド。
最初は異様な関係で始まるが、ラブロマンスとしてみれば、なかなかに爽やかな出来栄えである。
西部劇としてはどうかと思うが、ラブロマンス映画としては合格。