平成13年(2001年)9月18日に羽田から帯広空港まで飛んだ。帯廣神社参拝ののち、札幌に向かう。
なんでこんな旅行プランを立てたのかというと、帯広空港を利用したことがなかったからである。羽田から飛べる空港はすべて行ってみようというバカな計画を立てていたことがある。
これはどうなったのかというと、一度は達成した。しかし、その後に、北九州空港は埋め立てて新しい空港になってしまったし、能登空港、神戸空港が開業してしまった。
北九州空港と神戸空港は利用する可能性があるが、能登空港はどんなものだろうか? 不便なところにつくったものである。森元首相が利益誘導した公共投資であることは明々白々である。
帯広から札幌までは石勝線の特急を利用した。新得駅までは人家が見えたが、そこから先は熊しかいないような原生林である。北海道の自然の凄さを感じさせられた。JR北海道が赤字になるのも無理はない。
今なら、帯広~札幌間は高速バスを利用する。3時間半で行ける。石勝線の特急だと2時間半といったところ。
札幌駅について、北海道神宮をお参りした。北海道ではここが一番格がある。
翌日は神社参りはなし。定期観光バスで積丹半島まで行った。余市にも立ち寄るコースで、ニッカ・ウィスキーの貯蔵庫を見学した。
竹鶴夫妻の写真が飾ってあって、奥さんが外国人であったことを知る。
最近、連続テレビ小説で夫妻が主人公になって、よく知られるようになった。2001年当時は、ウィスキーといえばサントリーで、ニッカは人気薄だったと思う。
その翌日、小樽へ行った。神社は二つ。
<龍宮神社>
<住吉神社>
話は飛ぶ。
この旅行には思い出がある。小樽で遊覧船に乗ったが、テロの後では小樽に来る人はまれで、乗客は4人だった。
隣の人と話したが、長門市から来たという。青海島という素晴らしい観光スポットがあるので、ぜひ一度来てくださいと言われた。
そのことはずっと頭にあって、いつか行かなければならないと思ったものだ。長門市へ行ったのは、それから14年後の去年の暮である。山陰地方へ出かけるのが億劫だったからである。年末で海が荒れていたので、青海島遊覧は駄目だった。
長門市には仙崎があり、詩人の金子みすゞの故郷として有名になっているが、観光地としての魅力はなかった。
青海島の王子山公園から見た仙崎の風景。何か、懐かしさを感じる。
これが金子みすゞ。女性に人気があるそうだ。