伊香保温泉の名物は、長い石段である。てっぺんに伊香保神社が鎮座する。
温泉に行くのは好きだったが、コロナ以後は敬遠している。緊急事態宣言が解除になっても温泉に浸かりに行く気にはなれない。
階段を見ていて、成瀬巳喜男の「浮雲」を思い出した。この温泉でロケしたはず。もっとも雰囲気は全然違う。「浮雲」は1955年の作品だ。66年前である。
伊香保温泉も温泉街のジメジメしたような隠微な雰囲気はなくなっている。
階段の上り下りを考えただけでも高齢者にはきつい。温泉に行くなら平地の温泉を選ぶ。


伊香保温泉は榛名山の中腹にある。遠くに見える正面の山は赤城山だ。



下におりると、バス停がある。時間があったのでうどん屋に立ち寄った。
