長野県と群馬県の県境に鎮座する熊野皇大神社(くまのこうたいじんじゃ)を参拝する。日本三熊野のひとつとされる。あとの二つは、和歌山県の熊野本宮大社と山形県南陽市の熊野大社である。
日本武尊が碓氷峠を越えるとき、熊野神社のシンボルである八咫烏に先導されて無事に峠を通過したということから、ここに熊野神社をたてた。
祭神は、日本武尊と伊邪那美尊である。
軽井沢駅からタクシーで碓氷峠まで乗車した。通常ならバス便があるが、冬期は運行していない。タクシー代は2000円ほど。
軽井沢駅も寒かったが、碓氷峠はなお寒く、霧が出ていた。
熊野皇大神社。タクシーの運転手さんのいうことには、参拝客は少なくなったそうである。
石畳に長野県・群馬県の県境の表示がある。県境に鎮座する神社として有名なのは、他に茨城県・栃木県の県境に鎮座する鷲子山上神社がある。巨大なフクロウの像で名高い。
階段を上がる。
随神門。
本宮。屋根の真ん中が長野県・群馬県の県境である。左側が長野県、右側が群馬県である。賽銭箱が二つあるのは、長野県側の熊野皇大神社と群馬県側の熊野神社が別々の宗教法人であるからだ。
御朱印は12月の限定朱印。普通なら「奉拝」と書くが、ここは「境拝」である。この御朱印は、長野県側の社務所で貰った。通常なら、対面の神楽殿で群馬県側の御朱印も貰えるはずだが、この日は無人だった。
寒くて長居できず、神社前のしげの屋で力餅を食べ、タクシーを呼び、旧軽井沢までおりた。
旧軽井沢の諏訪神社を参拝したが無人だった。御朱印受付の張り紙があったが、12月の月曜日では休む時もあるのだろう。