12月30日、下総國一之宮・香取神宮を参拝する。明日の大晦日は年越の祭礼があり、その翌日からは新年の初詣期間となる。30日なら空いていると思い、年越・新年のお参りに行ったのだ。コロナ禍では人混みは避けたい。
同じようなことを考えている人も多いらしく、駐車場は満杯で結構な賑わいだった。コロナは人の行動を変える。時差初詣もあり、でしょ。
門前町。ここで昼を食べた。
赤い二の鳥居がある。ここから緩やかな坂道を上がる。香取神宮は鹿島神宮と同じく、高台に鎮座する。かっては前面は海だった。海を臨む神社だったのだ。
三の鳥居とその背後の総門が見える。
総門を通ると、正面が手水場。
右に曲がると、楼門がある。いずれも元禄時代に建てられたもので、国の重文に指定されている。
楼門を通ると、参拝者が行列をつくっていた。大祓の「茅の輪」が置いてあったので作法通りにまわると時間がかかる。大晦日に茅の輪は取り去られるという。
拝殿。
香取神宮の祭神は経津主大神で、武神である。この地が蝦夷との戦いの最前線であったことが窺われる。
鹿島神宮をお参りしたときにも書いたことだが、明治以前に「神宮」と呼ばれたのは、伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の三社しかない。いかに重きを置かれたお宮だったかが分かる。