円覚寺から建長寺へと歩く。建長寺が目的地ではなく、奥にある半僧坊を訪れたかったのだ。
建長寺は鎌倉五山(建長寺、円覚寺、浄智寺、寿福寺、浄妙寺)第一位である。五山はいずれも臨済宗である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/1c/fe46492d228cceeb4c464766280ca708.jpg)
臨済宗は、鎌倉幕府が開かれた頃に栄西が伝えた宗派で、当時としては新興宗教だった。これがなぜ鎌倉幕府に重んじられたかというと、アンチ比叡山としてである。
当時の寺院は単なる宗教施設ではない。今で云うところの商社にあたる。学問ばかりではなく、貿易もやれば、金貸しもやる。僧兵も繰り出すと云うことで、莫大な利益を得ていた。比叡山の横暴ぶりはよく知られている。それに対抗するために、新興の臨済宗を重んじた。
入口の総門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/53/ef90fa3b89b0b888c06eb9d8e65ac867.jpg)
巨大な三門。三門は、三解脱門の略である。ここを通ると、心が清浄になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/26/af0d11bc41af74186f6bc9060b4f6147.jpg)
仏殿と法堂。並んでいるので、横から見ないと、二つの建物があるのが分からない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/5e/881da13b1d0e1efebfe7d3b74bebe100.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/44/89d6f41c9a982cd12d21f311e4b0235a.jpg)
ここから奥へと、半僧坊まで歩く。