静岡浅間神社を参拝する。
一昨年に参拝したときは、楼門が修復中だった。コロナでいつ工事が終わるのか分かりませんと神職さんがいっていたが、様子を見に行ったのである。
楼門は工事が終了していた。
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ところが、左右の回廊の工事が進んでいる。ということは…。これって、全部補修工事をするんですか?と神職さんに尋ねたところ、その通りですと云う。
20年がかりですと聞いて、ウ~ンと唸る。自分は生きている見込がない。先のことを云われると、自分とは関係ないと思うようになっている。
ところで、静岡浅間神社だが、ここは複雑な構造になっている。
静岡浅間(せんげん)神社は、いわば、総称である。具体的に鎮座する神社は、浅間(あさま)神社、神部(かんべ)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の3社である。
なおややこしいのは、拝殿が二つしかない。浅間神社と神部神社は大拝殿で詣でる。大歳祖祖神社はかなり離れたところにあり、鳥居も別になっている。
3つの本社、2つの拝殿、1つの総称である。
浅間神社と神部神社の鳥居。総門と楼門を通り参拝する。
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神社碑も二つの神社名が併記されている。
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拝殿は高さがある。25メートルの高層社殿である。左側が浅間神社である。祭神は、木之花咲耶姫命。
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右側が神部神社。神部神社は、駿河國総社である。祭神は、大己貴命(=大國主命)である。
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大歳御祖神社は、離れた場所にある。静岡駅からバスで行くと、赤鳥居前でおりるが、この赤鳥居が大歳御祖神社の鳥居である。祭神は、大歳御祖命でお稲荷さんの母親である。
この鳥居を見ると、別の神社だと思ってしまう。
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以上、3つの本社の他に、4つの摂社があり、一つ一つ、普通の神社並みの社殿がある。