昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

水たまりの中の青空 ~第一部~  (四十四)

2020-12-10 08:00:11 | 物語り
「あのお、お爺さんのことだと思いますが」  恐る恐る正三が口を開いた。何度か口を挟もうとしたものの、前田のあまりの剣幕に恐れを抱いてしまっていた。小夜子ですら、気圧されているのだ。正三如きが、だ。 . . . 本文を読む

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