水たまりの中の青空 ~第二部~ (百二十八) 2021-08-31 08:00:59 | 物語り 翌朝、台所から小夜子の明るく弾んだ声が聞こえてきた。ベッドの中でまどろむ武蔵の耳に、心地よい。 「いやあねえ、三河屋さんったら。何もないわよ、なにも。 . . . 本文を読む